2017.8.1 更新

整骨院の併用はNG?交通事故で治療をする際に知らなきゃ損すること

「交通事故でけがをしたが、慰謝料が低い気がする」
「治療で整骨院に通っているのに、その分の慰謝料がもらえていない……」

事故で体を痛め、治療で整形外科と整骨院を併用する人は多いですが、実は整骨院の通院で慰謝料を受け取るためには、いくつかルールがあります。

また、そのための後遺障害診断書をもらうのは、専門家をの手を借りないととても難しいことです。
困ったら、まずは弁護士に無料で相談してみましょう。

このページのまとめ

  • 整形外科に通わず整骨院や接骨院だけの通院では、「後遺障害慰謝料」の請求ができなくなる。
  • 併用することで慰謝料は下がらないが、医師に整骨院への通院を相談し、相手側の保険会社にその旨を伝えないと治療費が支払われないこともある。
  • 後遺障害認定を受けて、治療をしながら慰謝料を高くもらうために、まずは弁護士に無料相談してみるのがおすすめ。

整形外科と整骨院の併用の場合の慰謝料は?治療費は貰えるの?

整形外科と整骨院の併用をすることによって慰謝料が下がることはありません。治療費をしっかり貰えます。

しかし、慰謝料を下げずにしっかり貰うには、正確な手順をふまなければいけません。

ところがこの正確な手順は、法律に普段から関わりのある人ではないと少々難しいところがありますので弁護士に相談すると良いでしょう。

弁護士に相談すると整形外科と整骨院を併用することによる通院のタイミングなど、特殊なステップを丁寧に教えてくれ、結果的にしっかりとした慰謝料と治療費を獲得できます。

ここではその手順を詳細に解説し、整形外科と整骨院の併用しても高い慰謝料を貰え、治療費も獲得できる方法を解説していきます。

交通事故時で治療をするなら、必ず先に整形外科を受診。

交通事故で被った負傷の治療を行うなら、必ず「整形外科」に最初に通院しないといけません。

理由はただひとつです。

  • 整骨院では医学的に正確な「症状の診断」を受けられない

この診断を受けるか受けないかは慰謝料に大きく関わってきます。

なぜ整骨院では診断を受けられないのでしょうか。それは

  • 交通事故による外傷の治療が出来るのは医師が属する整形外科だけであり、整骨院では治療ができない

だからです。

整骨院や接骨院で治療を行うのは医師ではないので、怪我の治療行為が出来ません。機械を使ったり、投薬をすることも認められていません。整骨院や接骨院では、施術によってムチ打ちなどの症状が出ている場合に徐々に緩和していくことが出来るだけです。

よって、当初は整形外科を受診しないといけません。

リハビリテーションなどで、整骨院や接骨院に通うのは診断を受けた後からになります。

交通事故で整骨院から通うと、慰謝料額が下がります。

交通事故の治療のために整骨院から通うと請求できる慰謝料額が下がってしまいます。このことは、通院先を選ぶ時に必ず知っておいた方が良いでしょう。

そもそも交通事故に遭って通院する場合には受傷していることが普通ですので、当然怪我の治療が必要になってきます。

ところが、前述したとおり整骨院や接骨院では怪我の治療は出来ません。投薬することも出来ませんし、レントゲン撮影などを使った詳しい検査も出来ません。

よって、当初に整形外科へ行っていない場合には、検査もできず治療もできないため記録が残らず、後になって交通事故直後実際にはどのような状態であったかを明確にすることができなくなります。

この「事故直後のどのような状態であったか」を明確に出来ないことが、慰謝料額を下げることに繋がるのです。

というのも、交通事故には後遺障害認定というものがあり、この後遺障害の認定を受けることにより通院慰謝料とは別に「後遺障害慰謝料」を請求できるようになります。

しかし、「事故直後のどのような状態であったか」が明確でないと、事故当初の受傷についての資料がそろっていないため、後遺障害の認定が受けられないという事態につながるということです。

つまり、整形外科に通わず整骨院や接骨院だけの通院では、「後遺障害慰謝料」の請求ができなくなるのです。それは、後遺障害認定を受けるだけの記録を残せないためです。

請求できる項目が一つ減るだけで、慰謝料は大きく変わりますので、やはり最初は整形外科から通院されることをオススメします。

また、別の問題として交通事故後、受傷しているのに接骨院に行っても、その受傷についての治療が受けられないので、傷を治すことが出来ない(症状の緩和しかできず、根本的な治療ができない)という不都合もあります。

慰謝料の計算は、整骨院と整形外科で変わる?

「慰謝料って整骨院に通うのと整形外科に通うのでは金額が変わってくるのかな...」
「慰謝料の計算式って整骨院と整形外科って違うの?」

慰謝料についてよくある疑問点が上記の2つです。

先ほどの様に慰謝料は整形外科と接骨院で全然違います。しかし、実のところ、慰謝料の「計算式」自体は実は通院先によって変わることはありません。

決定的に違うのは先ほど述べた通りで、最初に整形外科にかかったかそうでないかで、そもそもの計算する項目数に差が出てきてしまうのです。

後遺障害認定を受けることで、はじめて後遺障害慰謝料の請求が可能になります。後遺障害認定を受けるためにも、やはり最初に整形外科に通院するのが良いでしょう。

症状がとても重い...整骨院と整形外科を併用する方法

「交通事故の怪我がとても痛いので整形外科だけでなく、症状を和らげてくれる整骨院にも通いたい」
「手足の痺れが良くならず、日常生活に支障がでるので緩和したい」

事故後の後遺症が残ってしまった方は症状を緩和してくれる整骨院や接骨院にも通いたいですよね。

そういった方のために、慰謝料を高く貰え、それに加えて交通事故の後遺症緩和のために整骨院・接骨院に通うための手順を紹介します。

ステップ1. 交通事故で治療するなら、まずは整形外科へ

まずは、先ほど述べたような不都合に遭わないために、まずは事故後当初は整形外科を受診します。

改めておさらいすると、整形外科から最初に通院すると以下の様なメリットがあります。

  • 医学的に正しい「診断」を受けることができる
  • 投薬による治療やレントゲンの撮影など、「治療」「検査」を受けられる
  • 「事故直後のどのような状態であったか」を明確な記録に残すことができる

よって、まずはお住まいから遠くとも、整形外科への通院を推奨します。

ステップ2. 整骨院・接骨院への受診を整形外科の医師に相談しよう

次いで、治療が続き、ある程度期間が経ったタイミングで整形外科の医師に整骨院の受診を相談しましょう

そこで許可が出てから、整骨院・接骨院への通院を開始すると良いでしょう。
ここで許可が出たならば、整骨院・接骨院に限らず、例えば別の整形外科を併用してもかまいません。

また、もう整形外科に通院する必要が無くなったら整形外科への通院は辞めても問題はありません。

特に整骨院・接骨院への通院が問題ないということであれば、お住まいの近くの整骨院・接骨院への通院を開始しても問題ありません。

ステップ3. 整骨院・接骨院への通院開始を、加害者側の保険会社に連絡

ここまでくると、もういつでも整骨院・接骨院への通院が開始できる状態ですが、一つ忘れてはいけない大事なことがあります。

それは、整骨院への通院を開始する際に相手方の保険会社にその旨を伝えることです。
通院する予定の整骨院の院名や連絡先などを必ず伝えておく必要があります。

ここで連絡しないといけない理由は、保険会社から整骨院に対して治療費の支払いなどをしてもらう必要が出てくるためです。

このような手順を踏めば、示談交渉においてトラブルになることは少ないでしょう。

ただ、それでも保険会社が整骨院への治療費を支払わないこともあります。この場合には、自分の健康保険を利用して治療費をまずは支払い、あとから保険会社にかかった治療費の請求をすることになります。

実は併用が良い。整形外科と整骨院の併用をベストな選択肢にする1つの方法

整形外科と接骨院を併用するとどちらか1つを受診するより良いことが3つあります。

  • しっかりとした手順を踏めば整骨院から受診しても慰謝料を高く受け取れる
  • 治療だけでなく、症状の緩和もできる
  • 後遺障害診断書を書いてもらいやすくなる

この3つを可能にする1つの方法とは「弁護士に相談する」です。

弁護士に相談することで、整骨院から受診しても慰謝料を高く受け取れるしっかりとした手順を丁寧に教えてくれます。どのタイミングでどの病院に行けば良いのか、この記事でも説明していますが、一歩間違えれば、大変面倒なことが起こります。慰謝料の額が変わってくる可能性もあります。

このような難しいことも支援してくれるので弁護士に相談することをおすすめします。

また、後遺障害診断書を書いてもらいやすくなります。後遺障害や慰謝料の判断においては、実際にどのような症状が残っているのかが問題になりますので、整骨院に通って継続的に痛みの緩和の施術を受けている方が、整骨院の先生に後遺障害診断書を書いてもらいやすくなります。

この意味で、整形外科だけに通院していると、後遺障害診断書は書いてもらいにくいです。

だからといってきちんとステップを踏まず、いきなり訪ねていっても、整骨院の先生に後遺障害の診断書を書いてもらうことは難しいです。後遺障害診断書を適切に書いてくれる人が見つかりにくいという事態が発生することがあります。

こういった慰謝料に大きく関係する後遺障害診断書を書いてもらうためのステップや手順については、弁護士に相談することをオススメします。

弁護士ならば、後遺障害認定に必要な材料が何かそもそも理解できています。そして今までの治療過程から今後どうすればいいのか、誰を頼ればいいか、的確にアドバイスしてくれます。

交通事故の無料相談はこちら

ご相談ください

こんな方は今すぐ相談!

  • 事故の事を誰に相談すべきかわからない
  • 保険会社の態度や対応に不満がある
  • 慰謝料の金額や過失割合に疑問がある
相談無料

東京ステラ法律事務所

0120-684-018

関連記事一覧

交通事故に強くて評判の良い弁護士(事務所)の探し方、教えます

弁護士事務所が多すぎてどこを選べばいいのか分からない! 弁護士は何を基準に選べ...

交通事故で整骨院に通院してトラブル?慰謝料請求に不利にならない対応法

[parts pc=pc_banner_stella sp=sp_ctabox_stella]...

交通事故の示談は症状固定以降で!保険会社からの催促を断り続けた体験談

交通事故の直後から、保険会社から「示談をしませんか?」と進められることは少なくありません。しかし、示談交渉の開始は必ず症状固定以降に行う必要があります。今回は、相手方保険会社から入院直後に示談を進めら...

交通事故の症状固定は誰が決める?示談交渉を始める前に知っておく事

「怪我をしてまだ治療中なのに、治療打ち切りの連絡が保険会社からきた」 「症状固...

交通事故の治療で健康保険を使うとデメリットが?被害者の注意点5つ

「交通事故にあって治療が必要になったけど、健康保険は使った方がいいのでしょうか」...

お悩み別ページ

ページランキング

  1. 交通事故の慰謝料を勝ち取る!請求方法のポイントまとめ
  2. 交通事故の慰謝料は難しいことだらけ?内訳と内容を詳しく解説!
  3. 交通死亡事故の慰謝料相場は?弁護士に交渉を任せるべき5つの理由

カテゴリ一から探す

×

東京ステラ法律事務所