2017.11.15 更新

交通事故の本当の原因は?運転のプロと心霊スポットの事故原因を徹底検証!!

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できれば交通事故は未然に防ぎたい......!

2014年(平成16年)以降、日本の交通事故発生件数は減少傾向が保たれているといいます。しかし、夏休みや冬休みなどの長期休暇シーズンは、やはり毎年のように交通事故が多発しているのです。長期休暇には家族や友人同士で遠方へ行く機会も多く、行く先々で渋滞が発生します。渋滞によるイライラや眠気が、追突事故発生の要因となっていることをご存知でしょうか?楽しいレジャー計画に気分が高揚しているときや、帰り道で運転の疲れが出やすくなっているときは、交通事故の危険性が大いに高まります。

実は、事故が起こる場所や条件などには共通点が多く、一度交通事故が起きた場所は、その後も続けざまに事故が起こることが多いです。そうして事故が続く場所はやがて、”心霊スポット”なんて呼ばれるようになることも。心霊現象が原因で事故が起きている!という噂だけがひとり歩きして、本来の事故原因が忘れ去られてしまっていることもあるかもしれません......。
事前に事故の原因をきちんと把握しておけば、防げた事故もあったのではないでしょうか。同じ事故を二度と繰り返さないために、実際に心霊スポット化している事故多発現場の事故原因と、しっかりと向き合ってみたいと思います。

ご協力いただいたのは...


>本社営業所の建物手前にある巨大ロボットは、今年のエイプリルフールに作られたもの。その名も『ロボットのタクシー』。

神奈川県横浜市に本社を構え、安全・安心・快適をモットーにタクシー事業を展開している三和交通株式会社さん。一期一会の心を大切に、幅広い世代の人々にタクシーを利用してほしいと、三億円事件ツアータクシー流鏑馬(やぶさめ)など、一風変わったイベントも開催しているユニークな会社です。
今回はそんな三和交通株式会社さんの夏の恒例イベント、『三和交通タクシーで行く 心霊スポット巡礼ツアー2017』を特別に体験する形で、インタビューにご協力いただきました。

横浜エリアを担当するドライバーの落合貴雄(おちあい・たかお)さんの運転で、有名な心霊スポットとなっている交通事故多発現場を3カ所、案内していただきます。
※実際のツアーは交通事故多発現場だけではない為、今回訪れた場所はツアーの内容とは少し異なります。

山道での事故は特に怖い!!

目的地に向かう車中は落合さんの明るく軽快なトークと安全・安心な運転で、とても快適でした。アクセルとブレーキの踏み方やタイミングひとつ取っても、普段から乗せているお客様のことを第一に考えているプロだからこその、余裕と配慮が感じられます。
そんな折、なんと落合さんご自身がプライベートで事故に遭われた経験があるとの話に。事故当時の貴重なお話を伺うことができました。

落合さん「実は私自身が一度、生死の境をさまようほどの事故に遭ったことがあるんです」

ーえっ!!どんな事故に遭われたんですか?

落合さん「とある山道でバイクに乗っていたら、カーブのところで赤い車がいきなり前に割り込んできました。次の瞬間にはもう...バイクもろとも宙を飛んで、思い切り地面に背中を叩きつけられましたね。ヘルメットも外せない状態で、息ができなくて。正確には息がね、吸えるけど吐けないんです。本当に苦しかった。幸い、反対側から来た車が私に気付いて、救急車を呼んでくれました。でも山の中なので救急車がなかなか来ない。加害者はその間に逃げてしまいましたしね。そうしてそのときの搬送先の病院では、まあ大丈夫でしょうなんて言われて、簡単な消毒などをしたあとに、そのまま帰らされてしまったんです」

ー身体を強く打ちつけられて、呼吸もままならない状態になったにも関わらず、ですか!?

落合さん「そうなんです。まあ、体打ったから痛いのか~くらいでそのときは納得してしまって。でも数日後に頭がクラクラしてきたので、大きな病院に行こうと車を走らせました。運転していたら急に視界が狭くなってきて、もうとてもじゃないけれどたどり着けず...。すぐ近くにあった診療所になんとか車を停めました。そしてそのまま意識がなくなってしまったんです。次に意識が回復したのは救急車のなかでした。診療所の医師が診て、ここじゃ手に負えないと救急車を呼ばれたんですね。搬送先で開腹したら大量に出血していて、一時は心肺停止にもなったようです。蘇生してもらって助かりましたが、三途の川の音も聞こえた記憶があります。まあでもそのおかげもあって、霊感がついたんですけどね(笑)入院したのがちょうどお盆の時期だったというのもあってか、入院中の病院で初めて心霊体験をしました」


>写真はイメージです。落合さんが病院で体験された怖すぎる心霊体験は、ぜひ、横浜市でタクシーをご利用の際、あるいは来年の心霊スポット巡礼ツアーに参加して、聞いてみてください。

ーいろんな意味で怖すぎる体験をされたのですね......。

落合さん「そうですね~。山道で事故を起こすと、まず救急車がなかなか入って来れないですからね。そもそも、誰かが発見してくれる確率がうんと低いんです。自分で助けを呼ぶにしても、携帯が圏外になってしまっていることもあるでしょうし。今から行く所も山道なので、きっと私と同じような目に遭って、残念ながら助かることができなかった人が、いるかも知れませんね...」

ーそういった事態を予防していく策はないんでしょうか?

落合さん「山道に限ったことではないですが、少しの無理や小さな気の緩みが大きな事故に繋がることを十分に予測して運転することが一番ですかね。あとは懐中電灯や発煙筒を常備しておくと、山道で携帯が使えないとき、誰かに事故を知らせるための手段になります。今はだいぶ少なくなってしまいましたが、電話ボックスの位置も事前に確認しておけると良いですね」

ーなるほど。行き先の計画を立てるだけでなく、その通り道で起こる不測の事態にも、十分に備えておかなければならないということですね。

カーブの急な峠道の事故原因とは


>遊歩道となった実際の道。

まず最初に訪れたのは、かつては山を抜けるための街道だった場所。とても急なカーブの峠道だったにもかかわらず、バイクでスピードを出し過ぎる人が絶えませんでした。その結果、事故があまりに多発したため、現在は舗装されて緩やかなカーブの遊歩道となっています。
砂利道の急カーブだった当時と比べると通りやすい道になったそうですが、現在も街灯はなく、夜は真っ暗だそう...。

落合さん「ここは古くからある峠の山道なので、昔の山賊の霊が死者の仲間を増やそうとして事故が多発したんじゃないか、なんて噂があります。あとは事故で頭部を欠損したライダーの霊、いわゆる”首なしライダー”が目撃されるなどの心霊体験で有名です。後ろからバイクの音が近づいてくるんですが、その音がずっと自分を通り過ぎないらしいです。つまり、抜かすことなくずっと、バイク音がついてくるって話ですよ......」

ーこ...怖い!怖すぎます!!

落合さん「そもそも急カーブというのは、とても怖いところなんですよ。カーブが特に急な箇所になると、曲がるときにライトの光がガードレールに反射して、対向車が見えなくなってしまうんですよね。だからカーブのところでは十分に減速して、慎重に進むことが何より大切なんです」

ーちなみにガードレールの外側って、山道だともう崖ですよね...?

落合さん「そうですね。バイクで接触事故を起こすと、視線の向いていた方向に車体が引っ張られることが多いんです。そのため、ガードレールの下の隙間をくぐり抜ける形で、下に落ちてしまう可能性は大いにあると思います。

では次は、実際に今も車が通る場所に行ってみましょうか」

ーはい。よろしくお願いします!

対向車が見えにくいトンネルで起こる大惨事


>実際のトンネルの入り口。外はまだ明るいけれど中は薄暗い。

現場に着いたのはちょうど夕刻。車から降りてトンネルのなかを歩いて進むうち、辺りが段々と暗くなってきました。そして次第に、出口の光が見えなくなりました。


>こちらも実際の白熱灯。光に照らされていない部分の壁は真っ暗。

トンネルの先はすぐに下り坂となっていて、トンネルを抜けた瞬間に対向車が現れることも。また、トンネル内の光には古い白熱灯が使われているので、どうしてもトンネル全体には光が届きません。まだそんなに暗くなっていないから大丈夫と過信して、ヘッドライトをつけていないと、対向車に気付くのが遅れてしまうかもしれません。

落合さん「今は別の国道が拓けて、むしろ遠回りな道になったのですが、昔は大きなトラックの運転手さんなどが近道としてよく利用していました。トラックとの正面衝突事故は、その車体が大きければ大きいほど、衝撃が大きくなりますからね。事故は大惨事に繋がります」

落合さん「それから、車体の色が黒い車は夜間、景色と同化してしまいがちなので、注意しなければいけませんね。最後の場所に行くのに山道を通るので、完全に暗くなってしまう前に向かいましょう」

ーぜひそうしましょう!なんだか気のせいか寒気がしてきたので、早くここを出たいです...。

落合さん「気のせいではないかもしれませんね...(笑)。ここは昔、同じ名前の男性ばかりが事故に遭うという逸話がありました。最初の事故で亡くなった少年の母親が、これ以上事故が起きないことを願って立てた看板も有名です。残念ながら今は撤去されてしまいましたが」

ーそんな怖い話をここでされると...壁のシミがなんだか人型に見えてきたんですが...!

落合さん「私が軽く追い払っておきますから大丈夫ですよ」

そう言って、慣れた様子で手をたたき、何かに話しかける落合さん...。怖すぎるので、何をされているのかは、あえて聞かないでおこうと思います...。

延々と曲がりくねった長い峠道にひそむ危険


>写真はイメージです。

最後の目的地に向かう道中は、うねうねとした峠道。実はこちらの峠も心霊スポットでした。そして同時に、事故が多発する場所でもあります。

落合さん「バイクでこの道を走っていると、目の前を白い物が横切るとかいわれていますね。あとはカーブミラーに女性の顔が写るとか。それでみんなハンドル操作を誤ってしまうらしいです。怖すぎますよね」

ー「はい。もうものすごい鳥肌が立っています!」

落合さん「(笑)でもね、それ以上に山道は突然シカやタヌキなどの野生動物が飛び出してくる危険もあります。ぶつかって来て事故になる場合もあれば、避けようとして事故になることもあるんです。それから、場所によっては道幅がかなり細くなっていますから、同時に2台の車が行き交うのが難しいところもありますね。あとはカーブの先が見えないほど急な曲がり角、いわゆる”ブラインドカーブ”ですね。道を曲がったらいきなり対向車が現れて、タイミングが悪ければ正面衝突、なんてこともあるかもしれません。山は街灯がないから夜だと道が真っ暗ですしね」

ーそしていまは雨も降り出してきましたし、霧も出てきましたね。これって運転するにはさらに条件が悪いですよね?

落合さん「はい。ハッキリ言って、いま運転をするにはかなりの悪条件が揃ってしまっていますね」

落合さん「悪条件での運転で、事故を防ぐためには、道の先と後ろの状況の確認を怠らないこと。それから、常に最適なスピードで運転することです。慎重すぎるくらい慎重なのが良いんです。暗くて道が見えないときには無理して突っ込んでいかず、必ずハイビームで照らします。そして普段あるはずの道が工事中だったなど、予想外の状況に陥ったときも、瞬時に冷静な判断をすること。あとは、人に道をゆずるという優しさも持つことが必要です」

ー交通事故を防ぐためには、精神面も非常に重要なんですね。

ダム湖に架かるアーチ橋の恐怖

こちらの橋は観光名所であると同時に、自殺の名所ともいわれ、現在は両端をフェンスで高く囲われています。橋の下は人工ダムとなっていて、昼間に見渡す景色はとてもキレイなのだそう。夜間は気のせいか、少しだけ不気味な雰囲気も漂っています。

落合さん「ここで動画を撮ると、走って下に飛び降りる人が映るといわれています。あるいはフェンス越しに手招きをしている人が写るとか」

ーでは、ここで事故が多発する原因は、そういった心霊現象によるものということですね!?

落合さん「いやいや、そうとも限りません。山道は道路の取り締まりがあまりおこなわれていないですから、法定速度があっても守らない人が多いんですね。つまり、早く走ろうと思えば、いくらでも早く走れてしまう環境なんです。バイクでツーリングに行く前の初心者が練習場所としても好みます。この橋はそういった山道の峠に繋がっている橋なんですよ」

ーそういえば、直線の道はスピードを出し過ぎてしまうと聞いたことがあります!

落合さん「そうなんです。山間の冬は気温が氷点下にもなりますから、下のダムの水が凍ります。霧も発生するからハイビームでも前方が見渡しきれないし、ダムの水が凍ると、橋も凍結を起こすんです。ここのダムには他にも橋がたくさん架かっていますが、この橋が一番長いので余計に危険が伴うということですね。凍結した道は運転が未熟な人だとまずコントロールが難しいです。だから繰り返しになりますが、ドライバーは慎重すぎるほど慎重になって、着実に運転をしなければならないんです」

ーこれからの時期は特に気を付けなければなりませんね。とても勉強になりました。本日はありがとうございました!

こうして、心霊スポット巡礼ツアー特別編を終えた取材班一行。改めて、株式会社三和交通 広報の眞壁広貴(まかべ・ひろき)さんにお話を伺います。

運転のプロから、全てのドライバーへメッセージ

ー安全運転の促進や事故防止のために、会社として何か取り組まれていることはありますか?

眞壁さん「月に一度、三和交通の各営業所では「事故・違反防止委員会」が開催され、乗務社員を含めた担当が集まって、その月に発生した事故についてドライブレコーダーを利用した検証をおこなっています。それから、毎乗務前のアルコールチェックをはじめとする健康管理のチェックも欠かしません」

ー運転する際の体調にも気を付けなければならないことを、一般ドライバーは忘れがちかもしれませんね。ドライブレコーダーはやはり有用なものなんですか?

眞壁さん「はい。ドライブレコーダーでしっかりと走行記録をつけておくことで、万一の事故の場合の原因追求にとても役立ちます。最近では3,000円前後で購入できるようですので、一般車にも取り付けることをおすすめします」

ーそんなに手軽に購入できるとは知りませんでした!では、タクシードライバーさんと一般ドライバーさんのスキルの違いってどんなところでしょうか?

眞壁さん「ご存知の通り、タクシードライバーには高い運転技術が要求されます。一般ドライバー同等のスキルは当然のこと、お客様に配慮した運転をするために最深の注意を払う必要があります。急な道変更に対応するために、瞬時の判断が要求されたり、道順に不備がないよう、地理を覚える必要もあります。お客様を乗降車させるために左に寄せる技術や、信号・標識だけでなく、お客様を見逃さないための広い視野なども重要ですね。

弊社では一定以上の能力を有した社員を熟練ドライバー、達人ドライバーとして称しています。熟練ドライバーは乗務経験2年以上を条件に所属長が承認した者となっており、達人ドライバーについては知識や接遇、事故防止面において優秀と認められた全乗務社員約1,300名の内30名程度となっています」

ーまさに『運転のプロ』ですね!!最後に、一般ドライバーに向けて何かアドバイスなどがあればお願いします。

眞壁さん「そうですね。運転をする際にはゆとりを持った運転を心がけることをおすすめします。”急”のつく運転はリスクが高く、プロドライバーとて回避することは難しいです。常にゆとりのある車間距離を保つことで、万が一の際に事故を回避することが可能になると思います」

眞壁さん「また、全ての一時停止と停止線の位置には意味があり、決められた場所でしっかりと停止することで、危険回避ができるように設定されています。ルールを守らないことで、事故に遭うリスクは大幅に高くなります。そして、バック(後退)は可能な限りすべきではないです。車はあくまで前進することを主として考えられた乗り物なので、バックする際の死角が多く、バックしやすいつくりにはあまりなっていません。弊社でも極力バックはしないよう指導しており、行き止まり以外は前進で回り込むよう指導しています。残念ながらタクシーにおいてもバック時の事故は非常に多いです。常に最悪の事態を想定しながら運転することで、気が引き締まります。もしかしたら子供が飛び出してくるかも?と思うだけで自然とアクセルから足が離れます。日々、運転には十分お気を付けください」

ー本当にそうですね。私はペーパードライバーなのですが、深く心に刻むようにします。ありがとうございました!!!

交通事故も心霊現象も怖い。だからこそ細心の注意を払う必要がある

今回訪れた”心霊スポット”と呼ばれる事故多発現場は、多方面から事故の原因が寄せ集まり、揃ってしまった場所でした。しかし、仮に安全な場所であっても、事故が起こる確率というのは決してゼロではありません。ドライバーも同乗者も目的地へ向かうことだけでなく、車という便利な移動手段に伴うリスクを、常に考えましょう。心がけ次第で、ほとんどの交通事故は防げるのです。万一、今回のような危険な場所に訪れる際は、心霊現象に気を取られすぎることのないよう注意して、運転しましょう。それから、心霊スポットを訪れた後は、忘れずにお祓いに行くようにしてくださいね!

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