2018.7.12 更新

後遺障害12級の慰謝料で290万円?弁護士基準の金額と増額した例

「交通事故で後遺症が残ってしまった。12級に認定してもらえるの?」
「後遺障害12級で提示された慰謝料の金額は正しいの?」

自分の怪我は後遺障害12級に認定するのか?提示された慰謝料の金額は正しいのか?という方に向けて、後遺障害12級の認定基準と請求できる慰謝料の金額について解説します。

後遺障害12級では、認定を受けられなかったり正しい金額の慰謝料を知らないと受け取れるはずの慰謝料で最大290万円の損をしてしまう可能性があります

まずは後遺障害12級に正しく認定してもらうために、後遺障害12級の認定基準から確認していきましょう。

  • 後遺障害12級の認定基準
  • 後遺障害12級で請求できる慰謝料の正しい金額
  • 認定後にするべき慰謝料増額のための行動
  • 後遺障害の認定で弁護士に依頼をするのがいい理由
この記事で分かること

後遺障害12級の認定基準

後遺障害の12級の認定を受けたいです。自分の症状はちゃんと認定されるんでしょうか?
後遺障害の等級認定は、後の賠償金の請求金額に関わる重要なものです。これから認定を受ける方も一度認定を受けた方もこの機会に改めて自分の症状に合う等級について確認してみましょう。

今回は、後遺障害12級について認定基準や12級に認定された時に請求できる慰謝料の金額について詳しく見ていきましょう。

後遺障害12級とは?

後遺障害の12級とは、14段階に分けられる後遺障害のうちしたから3番目の等級です。しかし、12級と言っても12級1号から12級14号まであるので症状の程度は号によっても大きく異なるので詳しく見ていきましょう

そもそも後遺障害の「等級」とは、前述の通り後遺障害の症状や障害の程度を14段階に分けたもののことを言います。

また「号」とは、14段階に分けた障害をさらにその中から細分化したもののことを言い、等級によって号の数は異なります。

交通事故によって残ってしまった後遺症は人によって程度に個人差があるので、自分の症状を正しく医師に伝え、適切な等級の認定を受けるようにしましょう。

続いて、後遺障害12級の認定基準を満たす症状を号ごとに確認していきましょう。

後遺障害12級の各号の症状と解説

自分の症状は後遺障害12級に該当するのか?を確認しましょう。該当するものがない場合は他の等級を確認するのがよいでしょう。
後遺障害12級に認定される症状一覧
12級1号 1眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの
12級2号 1眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
12級3号 7歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
12級4号 1耳の耳殻の大部分を欠損したもの
12級5号 鎖骨,胸骨,肋骨,肩甲骨又は骨盤骨に著しい変形を残すもの
12級6号 1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
12級7号 1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの
12級8号 長管骨に変形を残すもの
12級9号 1手の小指を失ったもの
12級10号 1手の人差し指,中指又は薬指の用を廃したもの
12級11号 1足の第2の足指を失ったもの,第2の足指を含み2の足指を失つたもの又は第3の足指以下の3の足指を失ったもの
12級12号 1足の第1の足指又は他の4の足指の用を廃したもの
12級13号 局部に頑固な神経症状を残すもの
12級14号 外貌に醜状を残すもの

後遺障害12級の慰謝料の金額の相場は?

後遺障害の12級の認定を受けた時に請求できる慰謝料の金額の相場ってどのくらいなんですか?
相場は明確には存在しませんが、後遺障害12級の認定を受けて請求できる慰謝料の金額には3つの計算基準があります。以下で3つの基準の金額について確認しましょう。

3つの基準の後遺障害慰謝料の金額


前述の通り、後遺障害慰謝料の計算基準には自賠責基準、任意保険基準、弁護士基準(裁判基準)の3つがあります。

基準によって請求できる慰謝料の金額が大きく変わってくるので注意しましょう。

12級の後遺障害慰謝料
自賠責基準
(強制保険)
任意保険基準 弁護士基準
(裁判基準)
93万 100万円 290万円

弁護士基準による慰謝料の金額が高い理由は、過去の裁判の判例を元に金額を決定しているからです。

交通事故の被害によって損をしないように弁護士に依頼をすることも視野に入れておくとよいでしょう。

慰謝料の3つの基準について詳しくはこちら

次に、後遺障害の認定を受ける場合に同時に請求できる「逸失利益」の金額について見ていきましょう。

後遺障害12級の認定の逸失利益の金額

逸失利益ってどう決めるんですか?そもそも誰でももらえるものなんですか?
逸失利益とは、後遺障害が残ったことによって得られなくなってしまった将来の収入を補償するもののことを言います。逸失利益も等級によって金額が異なるので12級の逸失利益の計算について見ていきましょう。

逸失利益は以下の決まった計算式を用いて計算します。

【逸失利益の計算式】

逸失利益 = 基礎収入 × 後遺障害による労働能力喪失率(14%) × 労働能力喪失期間に対応するライプニッツ係数

この労働能力喪失率という項目が等級によって異なります。

労働能力喪失期間は、後遺障害を負った年齢を労働可能年齢の基準とされる67歳から引いた年数のことを言います。

そして対応する個人の基礎収入と労働能力喪失期間に対するライプニッツ係数をかけて逸失利益の金額を決定します。

次に、認定後にするべき、算定した後遺障害慰謝料や逸失利益の金額に対してできるだけ高い金額で請求する方法について3つのステップで見ていきましょう。

できるだけ高い金額の慰謝料を請求する方法

後遺障害の認定を受けた後にできる、可能な限り高い金額の慰謝料を請求するための3つのステップは以下になります。

【認定後に慰謝料増額のためにすべきこと】
  • 正しい等級の認定を受けられているか確認する
  • 認定された等級の慰謝料の金額の確認をする
  • 弁護士に依頼して弁護士基準で慰謝料を計算してもらう

できるだけ高い金額の慰謝料を請求するためには、そもそも症状に見合った等級の認定を受けなければなりません。

また、示談交渉を終えて請求金額を決定する前に、認定された等級の慰謝料の金額を確認しておくことが重要です。

慰謝料の金額を確認しておかないと低い金額で提示されていても気付かずにその金額の慰謝料を受け取ってしまうことがあるからです。

慰謝料や逸失利益などの賠償金の金額は、被害者が一度承諾してしまうと後から金額を変更することはできないので必ず確認しておくようにしましょう。

また、慰謝料の増額にもっとも効果があるのは弁護士に依頼をして弁護士基準で慰謝料の計算を行ってもらうことだと言えるでしょう。

弁護士基準での慰謝料は、弁護士に依頼をするか裁判を起こさないと請求することができません。

12級の場合でも慰謝料の金額に200万円以上の差がついてしまうので、注意しましょう。

次に、実際に弁護士に依頼をして慰謝料を増額することができた方の例を見てみましょう。

【判例】弁護士に依頼して慰謝料を100万円増額した例

実際に弁護士に依頼をして後遺障害12級に認定され、慰謝料を増額できた方の例を見てみましょう。
男性アイコン
後遺障害12級8号に認定され、約100万円増額
運送業(45歳)/ 男性
  • 症状:右下肢1cm短縮
  • 認定等級:12級8号
  • 請求した慰謝料:400万円

認定や慰謝料増額については弁護士に依頼

弁護士に依頼をするとこんなにも慰謝料の金額が変わってくるんですね。
弁護士に依頼をするメリットは慰謝料を増額してくれる以外にもたくさんあります。

前述の通り、弁護士に依頼をすると慰謝料を増額できる可能性があることは確認できました。

それでは、弁護士に依頼をするその他のメリットについて確認します。

【弁護士に依頼をするメリット】
  • 認定までのサポートをしてくれる
  • 裁判をせずに弁護士基準で慰謝料を算定してくれる
  • 保険会社とのやりとりを代行してくれる
  • 精神的にも安心して示談交渉を進められる

弁護士に依頼をすると認定までのサポートまで行ってくれます。

もし認定結果に不満があった場合も異議申し立ての手続きのサポートをしてくれます。

また、もし非該当だった場合でも入通院慰謝料やその他の賠償金の項目で弁護士基準で計算をしてくれるため賠償金で損をすることはほとんどないと言えるでしょう。

弁護士に依頼をすればストレスになる保険会社とのやりとりも示談交渉が終わるまで代行してくれるので、精神的にも安心して示談交渉を進めることができます。

弁護士に依頼をすればかなりのメリットがあるので、悩んでいる方はまずは無料相談からしてみるのがおすすめです。

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