2018.5.28 更新

交通事故の慰謝料の任意保険基準はダメなの?計算方法と相場を解説

「保険会社に提示された慰謝料って妥当な金額なの?」
「もう少し多いと思ったんだけど・・・」

ここでは、交通事故での慰謝料について、「任意保険基準」と「弁護士基準」を中心に解説します。

任意保険基準は各自動車保険が設定している慰謝料の金額基準です。

高額な慰謝料が提示されることはなく、不当に低い金額を提示される可能性があります

自分が貰える慰謝料や損害賠償金が妥当なのかどうかを把握しましょう。

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交通事故の任意保険基準の慰謝料は?慰謝料には3種類ある

交通事故に遭ってしまいました。任意保険基準の慰謝料について教えてください。
任意保険基準での慰謝料には3つの種類があります。それぞれ計算の仕方が違うので、まずは、その種類について説明します。

交通事故にあった場合、被害者が加害者側に請求できる交通事故の慰謝料は3種類あります。

交通事故の慰謝料の種類
入通院慰謝料 交通事故によってケガをし、病院に入院や通院をしたことに対して支払われる慰謝料。
後遺障害慰謝料 交通事故によってケガをした後に治療をしても完治せず、後遺障害が残った場合の慰謝料。
※後遺障害の程度や内容によって等級があり、等級が高いほど高額な慰謝料が認められる。
死亡慰謝料 交通事故によって被害者が死亡した場合に認められる慰謝料。
一概に慰謝料と言っても、一人一人もらえる種類が変わってくるんですね。
そうなんです。ここからは、実際に入通院慰謝料から順番に金額の相場をみていきましょう。

任意保険基準の相場は?入通院慰謝料(傷害慰謝料)の場合

任意保険基準とは、保険会社と被害者が示談交渉する際に用いられる基準です。
保険会社が独自に儲けているため、細かな金額は各社で違います

実は任意保険基準の慰謝料額は不当に低い

各社によって細かな計算方法は異なりますが、相場はあります。

以下の表を参考に見てください。
横が入院していた期間、縦が治療のために通院していた期間です。

任意保険基準による入通院慰謝料表(単位:万円)
任意保険の慰謝料表

保険会社により提示される任意保険基準は慰謝料額が最低額の自賠責保険と比べても、変わらない場合があります。

また、弁護士が利用する弁護士基準とは、大幅に少ない慰謝料額になることが多いです。

なるほど、任意保険基準は弁護士基準より金額が少ないんですね。
弁護士基準だとどれくらいの金額になるのかも知りたいです。
では、弁護士基準での入通院慰謝料の相場も見てみましょう。

弁護士に示談代行を依頼すると慰謝料は二倍近くになることが多い

弁護士基準とは、弁護士に示談を代行してもらう場合に適用される基準です。

これは裁判で使用する基準と同じで、自賠責保険や任意保険基準と比べると一番高い慰謝料の算定基準です。

弁護士に相談せずに自分だけで交渉すると、弁護士基準での慰謝料を請求できません。

自賠責基準<任意保険基準<弁護士基準を示した画像

弁護士に依頼すると、弁護士基準が適用されるのでケースによっては慰謝料が二倍近く増えることも

また、弁護士に示談を全て代行してもらえるので、示談に費やす時間や手間を省けることができます。

弁護士基準の慰謝料については下の表を参考にしてください。弁護士基準の場合はむちうちとむちうち以外の怪我で算定金額が異なります。

むちうちの慰謝料相場(単位:万円)

むちうちの場合の弁護士基準の慰謝料相場

その他の怪我の場合の慰謝料相場(単位:万円)

弁護士基準のでの慰謝料相場一覧表、むちうち以外の症状の場合

弁護士基準だと任意保険基準より2倍も多く慰謝料を受け取れるんですね。
なので、任意保険基準のまま示談を終了させてしまうと、とても損してしまいます
これは入通院慰謝料に限ったことではないので、他の慰謝料でも比較して見ましょう。

任意保険基準の場合の後遺障害慰謝料の相場

事故での怪我が完治せず後遺症が残ってしまった場合に、この後遺障害慰謝料を受け取ることができます。

後遺障害慰謝料は、後遺障害の等級によって異なります。
後遺障害の等級は1級から14級まであり、1級が最も程度が重いです。ムチ打ち症などは12級か14級のケースが多いです。

各基準による後遺障害慰謝料の金額は、以下のとおりです。

各基準による後遺障害慰謝料の相場
後遺障害の等級 自賠責保険基準 任意保険基準 弁護士基準
1等級 1100万円 1600万円 2800万円
2等級 958万円 1300万円 2370万円
3等級 829万円 1100万円 1990万円
4等級 712万円 900万円 1670万円
5等級 599万円 750万円 1400万円
6等級 498万円 600万円 1180万円
7等級 409万円 500万円 1000万円
8等級 324万円 400万円 830万円
9等級 255万円 300万円 690万円
10等級 187万円 200万円 550万円
11等級 135万円 150万円 420万円
12等級 93万円 100万円 290万円
13等級 57万円 60万円 180万円
14等級 32万円 40万円 110万円

上の表からわかるように、後遺障害の等級が高ければ高いほど、請求できる慰謝料が多くなり、任意保険基準の金額と弁護士基準の金額の差が大きくなります。

そのため、少しでも高い後遺障害等級認定を得ることが、慰謝料増額においては大事になります。

後遺障害慰謝料の場合でも、弁護士基準の方が任意保険基準より高額になるんですね。
その他にも後遺障害等級によっても金額が変わります。
その場合は、弁護士に認定の手続きを依頼した方が高い等級になる可能性があります。
なるほど、後遺障害が残ってしまった場合も、弁護士に依頼した方が確実に有利になるんですね。

また、むち打ち症などの治療は、整骨院ではなく整形外科で行いましょう

後遺障害認定を得るには、医師に後遺障害診断書を書いてもらう必要があります。整骨院・接骨院では後遺障害診断書を書いてもらことができません。

ですので、最初は整形外科、その後の回復状況次第では整骨院、という選択が良いでしょう。

任意保険基準の死亡事故慰謝料の相場は?

最後に、死亡慰謝料の相場を見てみましょう。

死亡慰謝料については、「被害者の慰謝料」と「遺族の慰謝料」に分けられます

死亡事故においては、被害者本人だけでなくその遺族も精神的苦痛を受けるからです。

近親者には、民法711条に例示されている父母、配偶者、子供だけでなく、事実婚の配偶者も含まれるとされています。

被害者本人の属性別に、任意保険基準と弁護士基準での慰謝料を比べてみましょう。だいたい、以下のような金額になります。

基準別の死亡慰謝料の相場
被害者の属性 自賠責基準 任意保険基準 弁護士基準
一家の支柱 350万円 1500万円〜2000万円程度 2800万円〜3600万円程度
配偶者や母親など 350万円 1300万円〜1600万円程度 2000万円〜3200万円程度
子ども 350万円 1200万円〜1500万円程度 1800万円〜2600万円程度
高齢者 350万円 1100万円〜1400万円程度 1800万円〜2400万円程度
この通り、死亡慰謝料も任意保険基準と弁護士基準ではかなり金額が違います。
どの慰謝料も任意保険基準だと十分な金額を受け取ることができないんですね・・・
そうですね、保険会社は自賠責基準の範囲を超える支払わなければならない必要最低限の金額を提示するので十分な金額とは言えないです。
しかし、弁護士基準なら被害者が満足できる十分な金額を受け取ることが可能なんですね。
慰謝料の金額が増額できること以外にも、弁護士に依頼するメリットがあるので見ていきましょう。

任意保険基準以外の交通事故の慰謝料の基準についてはこちら

交通事故の慰謝料は弁護士基準を利用して請求を

交通事故の慰謝料は弁護士に依頼で増額できる
交通事故の慰謝料は、弁護士基準なら最も高い金額を請求することは先ほど説明しました。

しかし、被害者だけで弁護士基準での金額を請求することはできません

相手保険会社は任意保険基準での金額を掲示した後、被害者の意見を加味して金額を増額することは、ほとんどありません。

仮に判例を持ち出し、保険会社の担当者と交渉を重ねても、うまく言いくるめられてしまう可能性が高いです。

さらに、保険会社との示談交渉はとても労力がかかり、うんざりしてしまう被害者の方が多くいらっしゃいます。

その点弁護士は交渉のプロなので、交渉の経験や豊富な案件知識を持って被害者が有利になるように示談を勧めてくれます。

弁護士への相談は、ほかにもこんなメリットがあります。

    弁護士事務所に相談するメリット

  • 高額な示談金を受け取ることができる
  • 過失割合を適正に割り当ててくれる
  • 後遺障害認定が受けやすくなる
  • 示談交渉を全て任せるのでストレスがない
  • 時効などの法律的な問題で不利益を受けない

さらに弁護士費用特約に加入していれば弁護士費用の実質負担は0(ゼロ)になる可能性があります。

弁護士特約は、家族が加入しているものでも利用可能です

まずはご自身、もしくは家族が弁護士特約に加入しているかどうか、確認してみましょう。

交通事故の慰謝料でお悩みの方、示談金額に納得のいかない方、電話の無料相談からでも、弁護士相談をしてみてましょう。

その場合、無料相談サービスを実施している弁護士事務所がおすすめです。

  • 任意保険基準での慰謝料は少ない額
  • 被害者自身で行う示談交渉では増額が不可能に近い
  • 弁護士に依頼すれば慰謝料が2倍になる
  • 弁護士特約があれば弁護士費用がタダ
<まとめ>

天音法律事務所なら弁護士に依頼する際に弁護士特約を使えます

交通事故の無料相談はこちら

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  • 保険会社の態度や対応に不満がある
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