2018.9.12 更新

後遺障害等級認定ってなに?等級の内容と認定を受けるべき3つの理由

事故の怪我がなかなか治らない・・どうしよう
そもそも後遺障害等級認定ってなんのこと?

交通事故で怪我がなかなか治らないという方は、絶対に等級認定を受けるべきです。

この記事では「そもそも等級認定とは何か」や「あなたに該当する等級が何級なのか」を知ることができます。後遺障害の等級認定がどんなものか分からないという方もまずはこの記事を参考にしてみてください。


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そもそも後遺障害・等級とは?

交通事故で怪我をし、数ヶ月通院しているけどなかなか怪我が治らないという方は、多くいらっしゃいます。

交通事故での後遺障害とは「医学上これ以上の回復が見込めない」と判断された場合の症状や障害のことを言います。

後遺障害の等級というのは、事故によって残ってしまった後遺障害の症状やその程度、深刻さについて14段階に分けたものです。

事故によって後遺障害が残ってしまった方は、医師に症状固定と診断された後、保険会社に必要書類を提出することによって等級の認定を受けることができます。

後遺障害等級認定には医師の判断で症状固定が必要

後遺障害の等級認定が完了するまでの流れについては、大まかに分けて以下の5段階になります。

    ①治療
    ②症状固定
    ③後遺障害診断書等の提出
    ④後遺障害の等級認定
    ⑤自賠責保険金の受け取り

後遺障害が等級認定されるまでの期間は、治療を始めたときから数えると全体で約1年の期間を要します。

等級認定することによってなにが影響するのか、については次の見出しで解説しているのでご確認ください。

後遺障害の等級認定を受けるとどうなる?認定を受けるメリット

保険会社からの治療の打ち切りは無視すべし

保険会社から治療の打ち切りを急かされたり、申請に手間がかかったりするという理由で申請せずに示談交渉を終えてしまうパターンも少なくありませんが、それでも等級認定を受けておくべき理由は3つあります。

等級認定を受けると、具体的にはどんな影響やメリットがあるのでしょうか。

次の見出しで解説していますので、等級認定を受けておくべき理由を詳しくみていきましょう。

等級認定を受けるべき3つの理由

事故によって後遺障害が残ってしまった方が、等級認定を受けるべき理由には以下の3つがあります。

  • 後遺障害が事故によるものだと証明できる
  • 後遺障害による『逸失利益』を受け取れる
  • 後遺障害による『慰謝料』を受け取れる

等級認定を受けるべき3つの理由について、1つ目と下の2つに分けて詳しくみていきましょう。

「後遺障害が事故によるものだと証明できる」とは

1つ目の「後遺障害が事故によるものだと証明できる」というのは、事故によって障害が残ったという事実を形として証明することができるというものです。

事故によって後遺障害が残ってしまったにも関わらず等級認定を受けないでいた場合、形として症状や障害を証明するものがないので生活や仕事に影響があった時に、補償を受けることができません。

等級認定を受けて後遺障害が事故によるものだと証明できれば、将来の治療費や介護費まで補償を受けることができるので、認定を受けるのは必須と言えるでしょう。

「後遺障害による『逸失利益・慰謝料』を受け取れる」とは

2つ目と3つ目はどちらも「損害賠償額(示談で最終的に受け取れるお金)」についてです。

後遺障害の等級認定を受けると請求できる損害賠償の項目が追加されます。

損害賠償は症状固定を境に「傷害部分」と「後遺障害部分」に分けられ、図のようにそれぞれ別の項目として請求することになります。

症状固定日前後の損害賠償項目比較

表からもわかる通り、等級認定を受けることで新たに「逸失利益」と「後遺障害慰謝料」というものを請求することができるようになります。

「逸失利益」とは・・・
後遺障害を負ったことにより、労働能力が低下し、将来に渡って失う利益を労働能力喪失率などから算出したもの。

「後遺障害慰謝料」とは・・・
認定された後遺障害に対して支払われる慰謝料のこと、入通院慰謝料とは違い、後遺障害の等級認定を受けた人のみ請求できる。

この逸失利益と後遺障害慰謝料の請求権を得られるという点が、後遺障害の等級認定を受ける大きなメリットといえます。

傷害部分の「休業損害」という項目についてはこちらの記事をご覧ください。
交通事故の休業損害とは?

あなたが等級認定を受けるなら◯級!認定基準を詳しく確認

後遺障害といっても個人差があり、人によって程度が異なります。

また、申請は「後遺障害診断書」という書類のみで行われるため事前に自分がどの等級に当てはまるのかを把握して、それに基づいて書類を作成する必要があります。

そのため、以下の表で自分がどの等級に近いのかを確認しておきましょう。

介護を要する後遺障害の場合の等級及び限度額
等級 介護を要する後遺障害 保険金額
第1級
  1. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
  2. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
4,000万円
第2級
  1. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
  2. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
3,000万円

【備考】各等級の後遺障害に該当しない後遺障害であつて、各等級の後遺障害に相当するものは、当該等級の後遺障害とする。

後遺障害の等級及び限度額
等級 後遺障害 保険金額
第1級
  1. 両眼が失明したもの
  2. 咀嚼及び言語の機能を廃したもの
  3. 両上肢をひじ関節以上で失ったもの
  4. 両上肢の用を全廃したもの
  5. 両下肢をひざ関節以上で失ったもの
  6. 両下肢の用を全廃したもの
3,000万円
第2級
  1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの
  2. 両眼の視力が0.02以下になったもの
  3. 両上肢を手関節以上で失ったもの
  4. 両下肢を足関節以上で失ったもの
2,590万円
第3級
  1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.06以下になったもの
  2. 咀嚼又は言語の機能を廃したもの
  3. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの
  4. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの
  5. 両手の手指の全部を失ったもの
2,219万円
第4級
  1. 両眼の視力が0.06以下になったもの
  2. 咀嚼及び言語の機能に著しい障害を残すもの
  3. 両耳の聴力を全く失ったもの
  4. 一上肢をひじ関節以上で失ったもの
  5. 一下肢をひざ関節以上で失ったもの
  6. 両手の手指の全部の用を廃したもの
  7. 両足をリスフラン関節以上で失ったもの
1,889万円
第5級
  1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.1以下になったもの
  2. 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの
  3. 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの
  4. 一上肢を手関節以上で失ったもの
  5. 一下肢を足関節以上で失ったもの
  6. 一上肢の用を全廃したもの
  7. 一下肢の用を全廃したもの
  8. 両足の足指の全部を失ったもの
1,574万円
第6級
  1. 両眼の視力が0.1以下になったもの
  2. 咀嚼又は言語の機能に著しい障害を残すもの
  3. 両耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの
  4. 一耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
  5. 脊柱に著しい変形又は運動障害を残すもの
  6. 一上肢の三大関節中の二関節の用を廃したもの
  7. 一下肢の三大関節中の二関節の用を廃したもの
  8. 一手の五の手指又はおや指を含み四の手指を失ったもの
1,296万円
第7級
  1. 一眼が失明し、他眼の視力が0.6以下になったもの
  2. 両耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
  3. 一耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
  4. 神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの
  5. 胸腹部臓器の機能に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの
  6. 一手のおや指を含み三の手指を失ったもの又はおや指以外の四の手指を失ったもの
  7. 一手の五の手指又はおや指を含み四の手指の用を廃したもの
  8. 一足をリスフラン関節以上で失ったもの
  9. 一上肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの
  10. 一下肢に偽関節を残し、著しい運動障害を残すもの
  11. 両足の足指の全部の用を廃したもの
  12. 外貌に著しい醜状を残すもの
  13. 両側の睾丸を失ったもの
1,051万円
第8級
  1. 一眼が失明し、又は一眼の視力が0.02以下になったもの
  2. 脊柱に運動障害を残すもの
  3. 一手のおや指を含み二の手指を失ったもの又はおや指以外の三の手指を失ったもの
  4. 一手のおや指を含み三の手指の用を廃したもの又はおや指以外の四の手指の用を廃したもの
  5. 一下肢を5センチメートル以上短縮したもの
  6. 一上肢の三大関節中の一関節の用を廃したもの
  7. 一下肢の三大関節中の一関節の用を廃したもの
  8. 一上肢に偽関節を残すもの
  9. 一下肢に偽関節を残すもの
  10. 一足の足指の全部を失ったもの
819万円
第9級
  1. 両眼の視力が0.6以下になったもの
  2. 一眼の視力が0.06以下になったもの
  3. 両眼に半盲症、視野狭窄又は視野変状を残すもの
  4. 両眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
  5. 鼻を欠損し、その機能に著しい障害を残すもの
  6. 咀嚼及び言語の機能に障害を残すもの
  7. 両耳の聴力が一メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になつたもの
  8. 一耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になり、他耳の聴力が一メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になつたもの
  9. 一耳の聴力を全く失つたもの
  10. 神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの
  11. 胸腹部臓器の機能に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの
  12. 一手のおや指又はおや指以外の二の手指を失つたもの
  13. 一手のおや指を含み二の手指の用を廃したもの又はおや指以外の三の手指の用を廃したもの
  14. 一足の第一の足指を含み二以上の足指を失つたもの
  15. 一足の足指の全部の用を廃したもの
  16. 外貌に相当程度の醜状を残すもの
  17. 生殖器に著しい障害を残すもの
616万円
第10級
  1. 一眼の視力が〇・一以下になつたもの
  2. 正面を見た場合に複視の症状を残すもの
  3. 咀嚼又は言語の機能に障害を残すもの
  4. 十四歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
  5. 両耳の聴力が一メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になつたもの
  6. 一耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になつたもの
  7. 一手のおや指又はおや指以外の二の手指の用を廃したもの
  8. 一下肢を三センチメートル以上短縮したもの
  9. 一足の第一の足指又は他の四の足指を失つたもの
  10. 一上肢の三大関節中の一関節の機能に著しい障害を残すもの
  11. 一下肢の三大関節中の一関節の機能に著しい障害を残すもの
461万円
第11級
  1. 両眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの
  2. 両眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
  3. 一眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
  4. 十歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
  5. 両耳の聴力が一メートル以上の距離では小声を解することができない程度になつたもの
  6. 一耳の聴力が四十センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になつたもの
  7. 脊柱に変形を残すもの
  8. 一手のひとさし指、なか指又はくすり指を失つたもの
  9. 一足の第一の足指を含み二以上の足指の用を廃したもの
  10. 胸腹部臓器の機能に障害を残し、労務の遂行に相当な程度の支障があるもの
331万円
第12級
  1. 一眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの
  2. 一眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
  3. 七歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
  4. 一耳の耳殻の大部分を欠損したもの
  5. 鎖骨、胸骨、ろく骨、けんこう骨又は骨盤骨に著しい変形を残すもの
  6. 一上肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの
  7. 一下肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの
  8. 長管骨に変形を残すもの
  9. 一手のこ指を失つたもの
  10. 一手のひとさし指、なか指又はくすり指の用を廃したもの
  11. 一足の第二の足指を失つたもの、第二の足指を含み二の足指を失つたもの又は第三の足指以下の三の足指を失つたもの
  12. 一足の第一の足指又は他の四の足指の用を廃したもの
  13. 局部に頑固な神経症状を残すもの
  14. 外貌に醜状を残すもの
224万円
第13級
  1. 一眼の視力が〇・六以下になつたもの
  2. 正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの
  3. 一眼に半盲症、視野狭窄又は視野変状を残すもの
  4. 両眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの
  5. 五歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
  6. 一手のこ指の用を廃したもの
  7. 一手のおや指の指骨の一部を失つたもの
  8. 一下肢を一センチメートル以上短縮したもの
  9. 一足の第三の足指以下の一又は二の足指を失つたもの
  10. 一足の第二の足指の用を廃したもの、第二の足指を含み二の足指の用を廃したもの又は第三の足指以下の三の足指の用を廃したもの
  11. 胸腹部臓器の機能に障害を残すもの
139万円
第14級
  1. 一眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの
  2. 三歯以上に対し歯科補綴を加えたもの
  3. 一耳の聴力が一メートル以上の距離では小声を解することができない程度になつたもの
  4. 上肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの
  5. 下肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの
  6. 一手のおや指以外の手指の指骨の一部を失つたもの
  7. 一手のおや指以外の手指の遠位指節間関節を屈伸することができなくなつたもの
  8. 一足の第三の足指以下の一又は二の足指の用を廃したもの
  9. 局部に神経症状を残すもの
75万円

出典:国土交通省『後遺障害等級表』

表を見ても自分が該当するのかよくわからないという方は、医師に相談するか交通事故の示談に強い弁護士に無料相談してみるのが良いでしょう。

後遺障害の等級認定の申請には2つの方法がある

等級認定の方法は、相手方の保険会社に申請手続きを任せる「事前認定」と被害者自身が申請手続きを行う「被害者請求」があります。

また、申請方法により、等級認定までのプロセスが若干異なります。

事前認定と被害者請求を比較

このように、事前認定の場合は任意保険会社に任せてしまえば、後は特にやることはありません。一方で被害者請求の場合、自賠責保険会社に直接、資料などを提出する必要があります。

それでは、事前認定と被害者請求ではどちらがよいのでしょうか?

「事前認定」ってどんなものですか?
「事前認定」は加害者の保険会社にやり取りを全て任せることができる方法です。
じゃあ「被害者請求」よりも「事前認定」の方が、楽でいいんじゃないの?
一概にはどちらのが良いというのはありませんが、どちらの方法もメリットとデメリットを押さえておくことが重要です。
以下で2つの方法のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

方法1:「事前認定」とは

事前認定の場合、被害者は医師が作成した「後遺障害診断書」などの必要書類を保険会社に送付するだけでやり取りを全て任せることができます。

交通事故による負傷で動くことが難しい状況では、保険会社に代行してもらえるのは大変メリットがあります。

しかし、事前認定は加害者側の保険会社にすべての手続きを任せるので注意が必要です。

被害者側は手続きの内容を知ることができないので、被害者にとって不利な認定結果になってしまうことがあります。

メリット:手間がかからない
デメリット:被害者にとって不利な鑑定結果になる可能性がある

方法2:「被害者請求」とは

被害者請求の場合、「被害者自身(あるいは代理人である弁護士)」が後遺障害認定の申請手続きを行います。被害者本人が証拠書類を集めるので、有利な認定結果にしやすいというメリットがあります。

しかし、被害者請求は自分で多くの書類を集めなければならないので、費用と手間がかかってしまいます。

【被害者請求の必要書類】

  • 交通事故証明書
  • 診断書
  • 診療報酬明細書
  • 支払請求書
  • 請求者本人の印鑑証明書
  • 事故発生状況報告書(運転者や被害者)
  • 休業損害証明書(勤務先)
  • 通院交通費明細書(被害者)
  • その他の損害を立証する書類(それぞれの作成者)
  • 後遺障害診断書(主治医)

被害者請求の経験がない場合、上記の書類をすべて自分で用意しようとするとかなりの手間と時間がかかってしまいます。

しかし、前述の通り「事前認定」は加害者の保険会社に全ての手続きを任せるため、やり取りの内容が分からないまま決定してしまうので危険です。

そこで、弁護士に依頼すると、こうした書類の準備を代行してくれるので、被害者本人の負担が大きく減ります

さらに弁護士は書類の作成に慣れているので、結果的に後遺障害認定がされやすいというのも事実です。

自分で手続きをするのは不安だけど、弁護士に依頼するのも大げさな気がするという方は、まずは無料相談してみるのが良いでしょう。

メリット:有利な鑑定結果にしやすい
デメリット:費用と手間がかかる

後遺障害の等級認定に通るための2つのポイント

後遺障害等級認定は、後遺障害診断書でほとんどが決まります。なぜなら等級認定の際、書面上の情報だけで等級の判断をされるからです。

そのため、怪我と事故の因果関係を、書面でしっかりと証明することが重要です。後遺障害診断書の作成にあたり、気を付けるべき点が2つあります。

【後遺障害診断書の作成の注意点】

  • 症状固定までしっかり通院する
  • 整骨院ではなく、整形外科に通院する

保険会社から治療の打ち切りを催促されることがあります。しかし、そこで治療をやめてしまえば、保険会社の思うつぼです。等級認定において非常に不利になってしまうため、催促されても慌てず、自分のペースで治療を進めましょう。

また、治療の初めは整骨院ではなく、整形外科に通いましょう。後遺障害診断書は医師が書くものです。そのため、医師のいない整骨院では、後遺障害診断書は書いてもらえないからです

後遺障害等級認定を得るためにも、この2つのポイントは必ず押さえておきましょう。

申請結果に納得がいかなければ「異議申し立て」を

後遺障害認定は書面審査のため、診断書の記載内容が十分でない、審査結果が記載されていないなど、記載漏れにより正しく判断されないことがあります。

そのため、認定された等級(あるいは不認定とされた)結果に納得がいかない場合は、異議申し立てを行うことができます。その方法は以下の3つです。

異議申し立ての方法3つ
自賠責保険会社に申請
被害者請求の場合、異議申立書を自賠責保険会社に提出する。そしてその後、書類は損保料率機構という第三者機関のもとに送られ、等級についての審議が行われる
自賠責紛争処理機構に申請
自賠責紛争処理機構では、医師や弁護士などの専門家たちが、被害者や保険会社から提出された資料に基づき、等級の審査を行う。申請は原則無料だが、原則1回しかできないので注意が必要
裁判を起こす
どうしても納得できない場合は、裁判を起こすことも可能。裁判の場合確実に紛争を決着させることができるので、最終手段と言える

裁判でも様々な資料に基づいて判決を下しますが、交通事故専門の弁護士が主張・立証を行った場合、等級が上がる可能性が高まります

ここまで3つの方法を紹介しましたが、一般的に、異議申し立てにより等級認定が上がる可能性は極めて低いです。そのためしっかりと準備を整えてから、異議申し立てを申請しましょう。

異議申し立てを申請した場合、最終的に新たに認定をもらえるまで、約3~6ヶ月かかります。1回目の等級認定よりは時間がかかりませんが、それでも最大半年かかってしまうことを覚えておきましょう。

異議申し立ての必要書類

異議申し立てをする場合に必要な書類は3種類あります。

【異議申し立ての必要書類】

  • 異議申立書
  • 診断書
  • その他症状を証明する検査資料

異議申立書の書類は、保険会社で手に入れることができます。診断書は提出を要請された場合に、提出します。重要なのは検査資料です。

一度認定された等級に対して、さらに高い等級を認めさせるためには、医学的な証拠が必要です。特にむちうちなど、外見的特長がなくレントゲンなどにも映らない場合は、さらに別の検査を受ける必要があるでしょう。

また、異議申し立ての資料は、事前認定の場合は任意保険会社に、被害者申請の場合は自賠責保険会社に提出することになります。

後遺障害の等級認定を受けやすくするコツ

後遺障害の等級認定を受けやすくするための一番の近道があります。それは弁護士に依頼をして、申請までのやり取りを全て任せてしまうことです。

等級認定を受ける際に、弁護士に依頼をするメリットは非常に大きいと言えます。

【弁護士に依頼するメリット】

  • 交通事故の等級認定がされやすくなる
  • 必要書類の収集から申請まで全て代行してくれる
  • 裁判に発展した場合、弁護士の主張や立証が非常に有効

怪我の治療中にも関わらず、等級認定に必要な資料を集め、なおかつ診断書の内容などにも気をつけるとなると、とても大変です。

弁護士はこうした資料の収集だけでなく、書類の作成も代行するので、被害者の方は治療に専念することができます。書類の作成に関しても、どんな書き方をすれば認定がされやすいか理解しているので、等級認定がされやすくなります。

また、直前の段落で申し上げた通り、異議申し立てに発展した場合、ご自身だけで等級認定結果を変えることは、非常に難しいです。

交通事故の後遺障害等級認定で少しでも不安や悩みがある方、まずは無料相談をしてみることをおすすめします。


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