2017.10.2 更新

交通事故の自律神経失調症|後遺障害認定と慰謝料獲得の3つの方法

「事故の後から、なんだか体調が悪い気がする。。。」

実は以下の3つの中で1つでも当てはまる方は、「自律神経失調症」という症状の恐れがあります。

①体調不良になる日が以前より多くなった。
②気持ちが落ち着かない日が増えた。
③なんとなく身体に異変を感じる。

自律神経失調症は正確に診断されにくいですが、適切な診断を受ければ後遺障害の認定を受けることができます。

以下では交通事故で自律神経失調症になってしまった可能性がある方がとるべき2つの行動について解説していきます。

このページのまとめ


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交通事故による自律神経失調症の症状とは?むちうちからなるひどい病気

交通事故による自律神経失調症の症状にはたくさんの種類があります。以下の症状に複数個当てはまる方は「自律神経失調症」という病気の可能性が高いです。

  • 慢性的に疲れがある
  • 眠れない
  • やる気が出ない
  • イライラすることが多い

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれています。交感神経は、活動している時や緊張している時に働くものです。一方、副交感神経は、眠っている時やリラックスしている時に働くものです。

自律神経失調症は、この交感神経と副交感神経のバランスが一方に偏ってしまうことが原因で起こる病気です。また、症状には身体的なものも精神的なものもあります。

それぞれの症状は以下の通りです。

「身体的な症状」一覧 「精神的な症状」一覧
めまい・偏頭痛・動悸・ほてり・不眠・微熱耳鳴り・手足の痺れ・口やのどの不快感頻尿・残尿感・便秘・下痢 イライラ・不安感・疎外感・落ち込み・やる気が出ない・憂鬱になる・感情の起伏が激しい焦りなどを感じる

では実際に交通事故で自律神経失調症になった人の言葉も見てみましょう。

病院で頚椎捻挫(整形外科)、外傷性頚腕症候群、自律神経失調症、ストレートネック(ペインクリニック)と診断されました。
自覚症状ですが、頭痛、腰背部痛、頚部運動痛(首を前後屈、側屈時痛い)、めまい等の症状があります。

引用元:教えてgoo

 

全身疼痛・倦怠感・耳鳴り・頭痛等で病院に行くも血液検査異常無し(7年前の同症状では、脳外科(レントゲンのみ)・耳鼻咽喉科(メニエール)・精神科共に異常無し)
理学療法士による診察で骨・関節異常無し
車の運転に支障(極度の疲労)

引用元:教えてgoo

 

症状は微熱が続く、だるさ、動悸、過呼吸です。
外科的な症状は手の痺れ、頭痛、目の疲れ、首筋の張り、腰痛等に悩まされています。

引用元:教えてgoo

自律神経失調症は、どれかの症状が一つ起こるのではなく、様々な症状が同時に起こります。また、身体的にも精神的にも症状が出るので、自立神経失調症は非常に辛い病気と言えます。

交通事故後に起こった自律神経失調症というのは、ほとんどの場合むちうちが原因です。
交通事故で首を痛め、自律神経のバランスが交感神経に偏ってしまうことで、緊張状態が続くことによって自律神経失調症を発症します。

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自律神経失調症になった被害者が示談成立前に絶対にすべき2つのこと

交通事故で自律神経失調症になった方は、示談成立までに必ず確認しておくべきことがあります。この確認事項をとばしてしまうと、示談交渉の際に正しい金額の示談金をもらえずに終わってしまう場合があります。

ここでは自律神経失調症の治療に専念しつつ、交通事故の示談で手間取らずに不満なく示談を終えるために確認すべき2つのことについて説明します。

①自律神経失調症という医師の診断を受ける


交通事故に遭い、自律神経失調症の症状がではじめた被害者がすべきことはまず「後遺障害認定」を受けるために、医師の診断を受けるということです。しかし後遺障害の等級認定を受けるのは極めて困難であり、そこには下記3つの要因があります。

  • そもそも自律神経失調症と診断されにくい
    (他覚症状がないことが多いため医師に症状を証明しにくい、むちうちと診断される)
  • 事故との因果関係が証明しにくい
    (事故から時間が経ってから症状がでた場合、事故との関連性がないと判断される)
  • 治療期間が短い
    (治ったり、症状が出たり断続的な通院の場合、治療期間が短いとされ認定を受けられない)

これらの要因をすべて取り除き後遺障害認定を受けるために、次にお伝えする「弁護士に相談する」が重要なポイントとなります。

②弁護士に相談する(無料)

弁護士に依頼をすれば、自律神経失調症で後遺障害の等級認定を受けるための流れを任せることができ、精神的にも安心して示談が進むのを待つことができます。

また、弁護士への相談は無料ででき、依頼内容にも制限はありません。以下では交通事故で自律神経失調症の症状を感じている方が弁護士に相談できる内容を紹介します。

弁護士に相談できること

・治療の流れについて

・示談交渉の進行

・資料の作成や入手

・慰謝料請求に有利な治療の受け方

・事故と自律神経失調症の関連について

・慰謝料請求のための治療の進め方

・後遺障害の認定について

・過去の事例を元にしたアドバイス

自律神経失調症の症状は、他人に伝わりにくく症状の種類も多く治りにくいため非常に辛い病気と言えます。

弁護士相談というと馴染みのない方が多く、依頼料が高そうという印象が強いと思いますが、現在では交通事故の依頼を専門的に扱う弁護士も増えていて、相談は無料という弁護士事務所も増えています。

交通事故で弁護士に相談するのはもはや一般的になっています。

依頼に関しても弁護士費用特約という制度に加入していれば一切費用はかかりません。

自律神経失調症や示談交渉について悩みや不満がある方は、まずは弁護士に無料相談してみるのがよいでしょう。

被害者が弁護士に相談するおすすめのタイミング
  • 事故後、記憶が鮮明なうち
  • 怪我の治療中または治療が完了したとき
  • 後遺障害等級認定の申請をするとき
  • 後遺障害等級の認定が下りたとき
  • 加害者と調停や裁判に発展したとき
  • 大事故・死亡事故の場合
  • 弁護士に電話で無料相談

    交通事故の自律神経失調症では後遺障害の認定を受けにくい?非該当になる要素

    表1.自律神経失調症の場合の後遺障害等級
    等級 症状名 傷病名
    12級12号 局部神経症状 左肘・左腰部・頭部打撲傷、頚部捻挫等
    14級10号 頚部神経症状 頚椎捻挫、右肩打撲

    引用元:後遺障害データベース

    後遺障害等級は、1級から14級までの14段階で分かれています。この後遺障害等級によって慰謝料の金額も変わってきます。

    自律神経失調症の等級は、実際の症状によって3つに分かれます。

    ①12級に認定
    ②14級に認定
    ③非該当になる

    どのような場合にそれぞれの状態になるのかを見ていきましょう。

    ①12級に認定される場合

    12級に認定されるには、客観的に症状がわかることが必要です。例えば、脳を検査するMRIの画像所見や、握力検査や腱反射検査などの神経学的検査で異常が見つかるといったことです。

    後遺障害認定の際には、MRIでの画像や診断書が必要になります。そのため、後述しますが、診断書とともにMRI画像も用意しましょう。

    ②14級に認定される場合

    12級認定するための診断で、MRIでの画像診断や神経学的検査に異常が見つからなかった場合でも諦めてはいけません。このような場合でも、自律神経失調症についての説明がきちんとできれば、14級に認定されることがあります。

    ここで注意が必要なことは、「医学的に」説明できるかどうかです。いくら一般的に説明ができていたとしても、その説明を医師が聞いた時に「事故とは関係ない」と見なされてしまえば、認定はされません。

    医学的な説明が難しい場合は医学的な知識もある弁護士などに無料相談してみるのもよいでしょう。

    ③非該当になる場合

    自律神経失調症は、この非該当となる可能性が非常に高いです。
    非該当となるのは、

    • 検査で異常が見つからない
    • MRIの画像所見や神経学的検査に異常が見つからず、医学的に説明できない
    • 治療期間が短い
    • 通院を長期中断している

    といった要素に当てはまる方も注意が必要です。自律神経失調症で後遺障害認定を受けるのは難しいので、早めの段階で弁護士に相談してみるのも良いでしょう。

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    交通事故の自律神経失調症で請求できる慰謝料は最低0円・最高290万円

    表2.後遺障害等級の基準別慰謝料額
    等級 裁判基準 任意保険基準 自賠責基準
    12級 290万円 100万円 93万円
    14級 110万円 40万円 32万円

    前述の通り、自律神経失調症は後遺障害等級認定では非該当となることが多いため、慰謝料は0円となる場合が多いです。

    表2を見ればおわかりのように、12級に認定されると慰謝料は最大290万円もらうことができ、14級に認定されると慰謝料は最大110万円もらうことができます。

    自律神経失調症は症状が長引いたり、一度良くなった症状が再度悪化することがあります。そのため、定期的な通院が必要になるので、費用もそれなりにかかります。

    ですので費用がかかることを事前に知って、できる限り準備をして12級か14級いずれかの後遺障害等級に認定されるようにするのがよいでしょう。

    交通事故の自律神経失調症で後遺障害認定を受けるための3つのポイント

    ここからは、非該当になることが多い自律神経失調症を後遺障害等級に認定されるためにやらなければいけないことをご説明いたします。

    まず、実際に何をどのようにすれば、後遺障害等級に認定されるのかを見ていきます。

    後遺障害等級に認定されるまでの7つのステップ

    ①症状固定

    ②医師による後遺障害診断書の作成

    ③後遺障害診断書を保険会社に提出

    ④後遺障害診断書を損害賠償保険料率算出機構に転送

    ⑤損害賠償保険料率算出機構の調査事務所で調査後、等級認定

    ⑥認定結果が保険会社に通知

    ⑦保険会社から認定結果が本人に通知

    上記のステップを正しく順番で進めていくことが大切であり、後遺障害認定を受けるための一番のポイントだと言えます。

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    交通事故の後遺障害に認定されやすい後遺障害診断書の作り方

    では、ここで後遺障害に認定される後遺障害診断書の作り方を見ていきましょう。押さえておくべきポイントが5つあります。

    ①医師に自律神経失調症の症状を詳しく伝える
    ②症状固定の後遺障害であることがわかること
    ③後遺障害が確実にあること
    ④交通事故と自律神経失調症が関係していること
    ⑤自律神経失調症が仕事に支障をきたすレベルのものであること

    ①医師に自律神経失調症の症状を詳しく伝える

    後遺障害に認定されるためには、自分の症状について医学的に証明することが必要不可欠です。ですので、医師にどんな症状があるのかを素直に詳しく伝えて積極的にコミュニケーションをとりましょう。

    そうすることで、等級に認定されやすい後遺障害診断書を書いてもらうことができます。

    ②症状固定の後遺障害であることがわかること

    後遺障害の基準はなかなか厳しいものです。ただ単に「回復は難しい」と書くだけでは確実な等級認定は得られません。

    ですので、しっかりと「十分に治療を行なったが、治療の効果が出ない」ことを後遺障害診断書で詳しく記載しましょう。

    ③後遺障害が確実にあること

    実際に自律神経失調症が確実にあることを証明することが、後遺障害診断書で一番重要なポイントです。自律神経失調症は、他の症状と違って、MRIの画像所見や神経学的検査などでの異常が見つかりにくい病気です。

    仮に、慢性的な疲労やイライラがあったとしても検査で異常が見つからなければ、後遺障害等級に認定されない可能性があります。

    ④交通事故と自律神経失調症が関係していること

    事故によって自律神経失調症を発症したものかを証明するのはそう簡単ではありません。事故前に発症していたものなのかあるいは、事故ではないストレスなどの別の原因で発症した可能性もあるからです。

    そのため、後遺障害診断書にはしっかりと「自律神経失調症が事故によって発症したこと」を記載しましょう。

    ⑤自律神経失調症が仕事に支障をきたすレベルのものであること

    後遺障害診断書に自律神経失調症が仕事に支障をきたすレベルであることを記載するだけでは十分ではありません。
    そのため、

    • 事故証明書
    • 事故発生状況報告書
    • 経過診断書
    • 診療報酬明細書

    といった、自律神経失調症によって仕事に支障をきたすレベルであることが客観的にわかる書類を用意しましょう。

    後遺障害等級認定はそう簡単にはいかないので、上記のポイントを満たすような後遺障害診断書を作ることが必要です。

    また、ここまで紹介したポイントはあくまで認定される可能性が上がるだけです。ポイントを押さえて等級認定されやすくなるような後遺障害診断書を作成しましょう。

    被害者が弁護士に相談するおすすめのタイミング
  • 事故後、記憶が鮮明なうち
  • 怪我の治療中または治療が完了したとき
  • 後遺障害等級認定の申請をするとき
  • 後遺障害等級の認定が下りたとき
  • 加害者と調停や裁判に発展したとき
  • 大事故・死亡事故の場合
  • 弁護士に電話で無料相談

    後遺障害診断書を加害者側の任意保険会社へ送る

    後遺障害診断書が完成したら、その次のステップは「任意保険会社への送付」です。

    多くの場合、診断書の用紙自体や返信用の封筒など任意保険会社の送付に必要なものは任意保険会社が用意してくれます。
    もしなかった場合には、加害者側の保険会社に連絡をしてみましょう。

    ここまでが後遺障害認定に必要なことです。この後は、等級に認定されるのを待つだけです。

    交通事故後の自律神経失調症による後遺障害等級に納得できない際には異議申し立てをする

    後遺障害等級に認定されると、新たに後遺障害等級に認定するのは難しくなります。
    そこでしなければいけないのが、「異議申し立て」という手続きです。
    異議申し立てをすることで、後遺障害等級認定の再手続きをしてもらうように申請することができます。
    異議申し立ての詳しい方法は、こちらをご覧ください。

    まとめ

  • 自律神経失調症は他覚症状がないことが多く証明が難しいため、後遺障害の等級認定を受けるのが困難。
  • 自律神経失調症で請求できる慰謝料は最大290万。
    等級認定されなければ0円。
  • 医師に症状を詳しく説明し、適切な後遺障害診断書を書いてもらうことが重要。
  • 今後の治療の流れや、等級認定についてサポートしてくれる弁護士に相談してみるのがおすすめ。
  • 交通事故の無料相談はこちら

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