2019.11.21 更新

雪道スリップ事故|交通事故にあったときの正しい対応方法・過失割合|2018年版

「雪道で追突事故に巻き込まれてしまった…どうすればいい?」

2018年1月に東京に4年ぶりの大雪が降り、とても話題になりましたね。雪道での交通事故も多発しました。

雪道でのスリップ事故に初めて巻き込まれ、どうすればいいか戸惑ってしまう方もたくさんいらっしゃいます。しっかり正しい対応を身に付け、突然の交通事故に備えましょう。

この記事は、雪道でスリップ事故に巻き込まれた際に、どのように対応すればいいか弁護士監修のもと記載しています。

雪道でのスリップ|追突事故に巻き込まれたらまずすべきこと~事故の種類別に解説

雪道でスリップ事故に巻き込まれてしまった場合、どうすればいいですか?
冬はどうしてもスリップ事故が多発します。車どうしの事故だけでなく、バイクや自転車、歩行者など状況に合わせて説明していきます。

雪道や凍結している道路では特に細心の注意を心掛けていても、交通事故は突然起こってしまうものです。雪道で交通事故に巻き込まれたらどのように対応すればいいのでしょうか。

車どうしの事故のケース

車どうしの事故のケース

二次被害防止のため車を安全な場所へ移動

後方から来る車の安全を守るために、可能な範囲で車を安全な所へ移動させましょう。吹雪や天候が悪い際は、特に交通事故の二次被害が起こるケースが多いです。そうならないためにも、可能な範囲で車を動かしましょう。

警察・救急車にとにかく早めに連絡する

交通事故は、どんなに小さな事故だとしても必ず警察に連絡しましょう。そのときには「たいしたことないし大丈夫」だと思っていても、後日体が痛み出し「人身事故」になるケースが多々あります。

その場合警察に連絡をしておかないと、「人身事故」と認められず補償金などが出ないこともあるのです。必ず警察に連絡をし状況をきちんと説明してください。

また、ケガ人が出た場合は救急車をすぐに呼んでください。雪道での交通事故では救急車も通常どおりのスピードで来ることは難しくなります。いつもより時間をかけて慎重に移動することになるので、早めに連絡をしましょう。

レッカーを呼ぶ(ロードサービスを使う)

車がつぶれてしまい動かせないケースであれば、迷わずレッカー(ロードサービス)を呼びましょう。自動車保険によっては、無料で移動してくれるところもあるそうです。

また交通事故でなく車のタイヤが雪に埋まってしまい走行できない場合でも、ロードサービスは利用できます。

加入している自動車保険会社に連絡する

ご自身が加入している自動車保険会社に、交通事故にあったことや事故の状況などを連絡しましょう。

交通事故直後は動揺してしまう方が多いかと思いますが、落ち着いて冷静にオペレーターの一つ一つの質問に対し答えるようにしましょう。

  • 二次被害を防ぐために車を安全な場所へ移動
  • 警察(110番)と救急車(119番)に連絡する
  • 必要ならばレッカーを呼び車を移動させてもらう
  • 保険会社に連絡する

歩行していたら事故に巻き込まれたケース

歩行していたら事故に巻き込まれたケース

ケガをしたらとにかく早く救急車を呼ぶ

雪道や凍結した道路、吹雪などの場合、救急車はいつもより到着が遅くなってしまいます。ケガをしたらまず何よりも早く救急車を呼びましょう。

転倒などしたそのときには痛みを感じなくても、翌日などに痛みが出てくる方は非常に多くいます。大丈夫だと自分で判断せずに、一度医師に診察してもらうのがいいでしょう。

また、どんなに小さな事故であっても警察への連絡は必ず行いましょう。後々ケガをしたことが発覚しても、事故が起きたそのときに「交通事故証明書」を発行していないと事故でのケガであるという証明が難しくなってしまうからです。

相手の連絡先・車のナンバーを控える

相手側の連絡先や車のナンバーは必ず控えましょう。ケガをしている場合、その治療費や交通費などをすべて相手側に請求することができます。相手の連絡先とともに加入している自動車保険会社の名前を聞いておきましょう。

今後、その保険会社の担当者とケガの治療の進捗状況や、示談交渉についてやりとりをすることになります。

バイク・原付での事故のケース

バイク・原付での事故のケース

マフラーが雪でふさがらないようにする

車やバイクのマフラーに雪が入り込んでふさがれてしまわないようにしましょう。マフラーがふさがってしまうと、一酸化炭素中毒の原因となります。特に雪道での事故で起こりやすいので、マフラーがふさがれていないか確認してください。

救急車・警察にまず連絡しケガの手当てをする

バイクでの交通事故は、ケガをする可能性が非常に高いです。特に打撲や骨折などのケガが多く、早急に手当てをする必要があります。少しでも痛みを感じたら、早めに治療を受けましょう。

前述したように救急車の到着が通常よりも遅くなってしまうため、なるべく早めに連絡をしましょう。

自転車で事故に巻き込まれたケース

自転車で事故に巻き込まれたケース

相手側と事故の状況を確認する

自転車と車、自転車とバイクの事故では過失割合は相手側の方が大きくなることが多いです。

しかし、相手側が理不尽なことを言ってくるケースも中にはあります。

相手と会話ができる場合、お互いの状況を確認して認識のすり合わせをしておくとよいでしょう。警察の実況見分でも詳しく話すと思いますが、相手が突然言い分を変えてくることなども考え先に状況確認をしておきましょう。

バス・タクシーなどとの事故のケース【注意点】

バス・タクシーなどとの事故のケース

バスやタクシーとの事故の場合、ケガの治療費だったり修理費だったりを支払ってくれるのは「共済」というバス会社やタクシー会社が加入している保険会社です。

共済は通常の自動車保険会社よりも対応が遅く適正な金額を支払ってくれることが少ない傾向があります。

タクシーやバスなどの事故に巻き込まれた際は、初めから弁護士事務所に相談し示談交渉を任せた方が結果的に妥当な額の慰謝料を受け取れることが多いです。被害者の方にとっては、金銭的にも時間的にも納得できる結果となることが多いので早めに相談しましょう。

雪道の交通事故は過失割合を決めるのが難しい?

雪道でのスリップ事故や追突事故は、実は過失割合を決めるのに通常の交通事故よりも難航するケースが多いです。

追突された側の被害者にとっては、過失割合がはっきりしないのは納得がいかないことだと思います。なぜ難航してしまうのでしょうか。

追突された側が急ブレーキをかけた場合

雪道でスリップしそうになり、後方に車がいるのにもかかわらず急ブレーキをかけてしまった場合、これは追突された側にも過失があるとみなされるケースがあります。

雪道で「急ブレーキ」をかける行為は大変危険です。玉突き事故の原因にもなってしまうので、決して急ブレーキはかけないでください。急ブレーキをかけてしまい追突された場合の過失割合は2対8、もしくは3対7になるでしょう。

過失割合に納得がいかない場合はなるべく早めに交通事故案件に強い弁護士に相談し、正しく過失割合を出してもらうことが重要です。

ブレーキ痕の発見が難しい場合

もともと積雪していてさらに交通事故が起きてから積雪すると、ブレーキ痕がわかりづらくなってしまう可能性があります。過失割合を決めるうえで「ブレーキ痕」は大事な1つの証拠になるので、事故後もし余裕があれば、写真にとっておくなりして保存するようにしましょう。

後にもめてしまった場合などにこういう証拠1つがとても重要になってきます。

  • 雪道での急ブレーキは「過失」になる
  • 雪道のブレーキ痕は消えやすいので保存しておくべき

雪道での交通事故は早めに弁護士に依頼した方がいい理由4つ

雪道での交通事故は早めに弁護士に依頼した方がいい理由4つ

雪道での交通事故は、過失割合を正確に出したり証拠を集めたりすることが非常に難しいです。スリップしてしまい、意図しない急ブレーキなどで玉突き事故に巻き込まれたりすることもあるかと思います。

雪道での交通事故に巻き込まれた際には、事故直後から交通事故に強い弁護士に相談した方がいいです。その理由は4つあります。

1.過失割合をこれまでの事例を参考にし、正しく出してくれる

これまで起きた事故の事例を弁護士は調べる事ができます。世の中の数多くの過去の事例をもとに、いろいろな状況を考慮して正しい過失割合を出してくれます。

過失割合によっては、示談成立後に受け取ることのできる慰謝料や示談金の金額が大きく変わってしまうので、正しい過失割合を弁護士に出してもらいましょう。

2.保険会社が提示する慰謝料の約2倍の金額を受け取れる

保険会社は、「任意保険基準」という保険会社独自の慰謝料の計算方法を使用します。しかし、多くは「自賠責基準」(強制保険基準)という、最低限の補償しかしてくれません。

弁護士に依頼することで、保険会社が提示した額の約2倍の慰謝料を受け取ることができることがあります。

3.面倒な示談交渉を行ってくれる

弁護士が面倒な示談交渉を行ってくれる

慣れない専門用語が飛び交う示談交渉は、多くの人にとって非常にストレスになります。
何度も保険会社の担当者から連絡が来て話をしなければいけないので、働いている方にとっても主婦の方にとっても、かなり時間をとられるので面倒なものです。

プロの法律家に任せていれば、慰謝料も増額し面倒な手続きも行ってくれるので、示談交渉をとてもスムーズに終えることができます。

4.弁護士法人ステラでは慰謝料を増額できない場合、いっさい費用を払わなくていい

交通事故によっては、とても軽症のケガであったり事故の規模が小さかったりすると、まれに弁護士に依頼しても慰謝料を増額できないケースがあります。その際、ステラでは弁護士費用を頂くことはいっさいありません

全国どこでも、何度でも無料相談が可能なので、まずは一度お電話かメールでお問い合わせください。事故のケースごとに、最適なご提案や、受け取れる慰謝料の相場をお伝え致します。

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雪道でのスリップ事故|事前準備でできること3つ

そもそもスリップ事故に合わないために気を付けるべきことはあるのでしょうか。

冬用タイヤにかえる(スタッドレスタイヤ)

雪道でのスリップ事故防止に必須なスタッドレスタイヤ

雪が降ることや雪道を走ることがあらかじめ予測できているのであれば冬用のタイヤ(スタッドレスタイヤ)にかえましょう。冬の道路は本当に危険です。少しの油断から大きな事故につながるケースが多いのです。

スタッドレスタイヤは積雪や凍結などの道路でも走ることができ、0℃以下でも硬くなりにくい特殊配合のゴムでつくられています。

普通のタイヤよりも大きな凹凸により雪を踏みしめるように走り、タイヤの表面で氷を引っかくことで雪道でも走行できるようになっています。

タイヤチェーンを巻く

雪道でのスリップ事故防止のためのタイヤチェーン

スタッドレスタイヤを購入したいけど、やはり経済的に難しい場合であったりかなり凍結している道を走行したりする方には、タイヤチェーンを巻くことをおすすめ致します。

スタッドレスタイヤだけで走行するよりも、やはりタイヤチェーンを装着している方が、走行パワーは上回ります。

2018年1月の東京都内での大雪も、突然のことでタイヤチェーンを常備していない方もいらっしゃったのではないでしょうか。タイヤチェーンだけでしたら値段的にもそこまで高額ではないので、突発的な天候にも対応できるように、車をおもちの方は常に車内に準備されておいた方がいいでしょう。

タイヤチェーンは車内に準備すべき

ただし、タイヤチェーンには注意点があります。

積雪以外の道路で使用しない

タイヤチェーンは積雪している道路以外で走行すると切れてしまい、大きな交通事故になることがあり大変危険です。長いトンネルなどの前後ではこまめに着脱するようにしてください。

「チェーン装着規制」の場合装着が必須

高速道路では「冬用タイヤ規制」「全車両チェーン装着規制」が実施されている場合があります。「全車両チェーン装着規制」となっている場合は、スタッドレスタイヤを装着していてもタイヤチェーンの装着が必須となります。

ゆっくり焦らず余裕をもって運転する

積雪・凍結した冬道では、通常運転の感覚でいるのは大変危険です。急なアクセルやブレーキはスリップ事故の原因となりますので、絶対にやめましょう。

動き始めや加速・減速する際もとにかく「ゆるやか」を意識して慎重に運転しましょう。ふだんより車間距離も空けて、余裕をもった走行を心掛けてください。

またカーブや坂道では、いつも以上に最新の注意を払いながら運転してください。燃料もあっという間に減ってしまうので、思わぬトラブルに備えて早め早めに給油を行いましょう。

天候が悪化すると、フロントガラスに雪が積もってしまい視界が遮られてしまうこともあるので、車に積もった雪はこまめに落としましょう。さらに視界が悪くなったことによる接触事故がもっとも多いので、常に周りの車に自分の車の位置を知らせましょう。ヘッドライトだけでなくハザードランプも駆使して追突されないように注意しましょう。

  • スタッドレスタイヤに履きかえる
  • タイヤチェーンは必ず常備しておく
  • ゆっくり焦らず余裕をもった運転を
  • いざというときのために、給油も早め早めに行う
  • 視界の遮りを防ぐために車の雪をこまめに落とす

体験談|雪道で追突事故に巻き込まれた方が弁護士に相談するまで

加害者の車が雪道でスリップ、追突事故に

雪道での追突事故の体験談

家族とスノーボードをするために、スタッドレスタイヤを装着した自家用車で山へ向かいました。山へ入る直前に雪が深々と降ってきていました。私は雪道の運転があまり得意ではないので、通常よりゆっくり走行していました。

しばらくして交差点に差し掛かり、曲がろうと徐行したところ後続車がスリップして止まり切らず突っ込んできました。そんなにスピードは出ていませんでしたが、左後輪部分にぶつかり結構な衝撃を受けました。

腰や首を痛め、車はレッカーで運ばれることに

私は腰を痛めてしまい、妻は首に違和感を感じたようです。子どもたちは特にケガはなく無事でした。相手の方がやってきて謝罪をし、警察を呼んでいました。私は自分の保険会社に連絡し状況を説明しました。

ケガの具合を聞かれたので、私が腰を痛め妻が首に違和感があることを伝えたところ、病院に行くように言われました。車がレッカーで運ばれてしまったのでタクシーで病院に向かいました。タクシー代は加害者もちになりました。

費用は相手が負担してくれる…だけど絶対に弁護士に依頼するべき

最初は、ケガも大したことはなく車の修理代と治療費も支払ってくれると聞いていたので、弁護士は頼まなくて大丈夫だと思っていました。これから依頼するのも面倒だしこのまま終わるならいいかと思っていました。

事故が起きた4日後、相手の保険会社から連絡がきました。しばらくの間やり取りをしましたが、私も仕事中だったり折り返してもつながらなかったりと、だんだんイライラしてきました。こっちは被害者で、体を痛めた側なのに何でこんなに苦労しなければいけないんだろうと考えてしまいました。

めんどくさくなりどうでもいいやと思って保険会社の言われるがままに進めようと思っていましたが、友人から事故にあったときは弁護士を頼んだ方がいいと勧められました。

弁護士を利用すれば慰謝料の水準が弁護士基準になるため、慰謝料が高くなると言われたのです。さっそく自分の保険会社に連絡をして弁護士特約を使用する旨を伝えました。

弁護士の方から連絡がきて、事故の状況は把握しているので安心してくださいと言われたときはものすごく安心感に包まれました。慰謝料も予定していた額より30万円以上上がりました。

弁護士に依頼すると楽になる他慰謝料も上がるのでいいことだらけでした。弁護士特約を付けていれば費用もかかりませんので、今後このようなことがあった場合にも、加害者側であっても被害者側であっても利用しようと思います。

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