2018.9.12 更新

弁護士特約は家族が別居していても適用される|その範囲と条件は?

「家族が弁護士特約に入っていれば、自分の事故のときでも使えるの?」

交通事故の示談交渉は、弁護士に依頼をするのが解決の近道ですが、気になるのは「費用がどれくらいかかるのか」ということ。

自分が加入している自動車保険に弁護士特約が付いていれば、自己負担なく弁護士依頼ができるので安心です。

ですが、家族の保険に弁護士特約がついている場合、その特約を使えることがあります。

この記事では、弁護士特約が適用される範囲や条件、家族の特約を使うにあたってよくある疑問にお答えしていきます

家族の弁護士特約は利用できる?適応される範囲とは

自分の自動車保険に弁護士特約がついていなくても、家族のものが使えると聞いたことがありますが本当ですか?
はい。弁護士特約は、自分名義で加入している保険だけでなく、一定の家族名義の保険についている場合にも利用することができるのです。

自動車保険に弁護士特約を付加していると、弁護士費用や裁判費用が一定額まで保険でカバーできる大きなメリットがあります。

一般的な弁護士特約での補償対象者(特約が利用できる事故当事者)をイラストの関係図を参考に見てみましょう。

弁護士費用特約の家族の補償範囲
※オレンジ色の部分が補償範囲です。

被保険者=夫
被保険者の配偶者=妻
被保険者の同居の親族=夫の母
被保険者と配偶者の別居の子(未婚)=娘

また実際の補償対象では、弁護士特約は保険の契約をしている本人以外が交通事故にあった場合にも利用することが可能です。

家族への弁護士特約の補償対象
1 被保険者本人 保険契約で定められた保険の対象者で、通常は契約をしている本人
2 被保険者の配偶者 被保険者の夫や妻
3 被保険者またはその配偶者の同居の親族 被保険者と同居している父母、兄弟姉妹、子などのことで、いわゆる義理の親族(配偶者の親族)も同居していれば含まれる
4 被保険者またはその配偶者の別居の子(未婚) 被保険者の子が実家を出て暮らしている場合などには、その子も対象となる。ただし未婚であることが必要です
5 契約車に搭乗中の者 ①~④以外の人でも契約車に搭乗していた人は対象になる
6 契約車の所有者 ①~⑤以外の人でも契約車の所有者が別にいる場合にはその人も対象となる
損をしないために、事故にあったときには自分だけでなく、家族も弁護士特約を付けてるかどうかを必ず確認しましょう。

弁護士特約は別居する家族も補償される

同居をしていなくても弁護士特約が適用される場合があります。以下のようなケースです。

別居している者への弁護士特約の補償対象
1 被保険者の配偶者 同居別居の区別なく特約の適用対象になる
2 被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子 被保険者自身の子ではなく、配偶者の子(いわゆる連れ子)の場合にも同様に特約の利用が可能
3 契約車に搭乗中の者 同居の必要はない
4 契約車の所有者 同居の必要はない

例えば、被保険者の子が遠方の大学に通うために下宿していて被保険者と同居してないような場合にも特約を利用することができます。

また、被保険者と別居していても、帰省などでたまたま契約車に乗っていて(運転、同乗いずれも含む)事故にあった場合にも弁護士特約を利用することができます。

さらに、被保険者と別居していても契約車を所有していれば、その所有者にも弁護士特約は適用されます。

以上のように、別居の親族であってもかなり広い範囲に適用されます。

家族が弁護士特約に加入していても利用できないケース

交通事故の状況等によっては、弁護士特約が利用できない場合があります。

各保険会社によって多少異なりますが、一般的に弁護士特約が利用できないケースが以下の通りです。

弁護士特約が利用できないケース
1 事故当時に弁護士特約に加入していなかった場合
2 無免許運転、酒気帯び運転、麻薬等の使用等の運転による事故
3 事業用自動車を運転している場合に発生した事故
4 地震、台風、津波などによる事故
5 自分自身が事故の加害者の場合
6 闘争行為、自殺行為または犯罪行為によって発生した事故
7 同居の親族や配偶者などへの損害賠償請求 等
8 その他故意またはきわめて重大な過失がある場合

上記の8項目以外にも保険会社ごとに弁護士特約の補償範囲や利用できないケースは異なります。

以下に保険会社ごとの契約内容について詳しく記載されているページをまとめているので、不安がある場合は契約者の加入している保険約款をご確認ください。

弁護⼠特約がある⾃動⾞保険・⾃動⾞共済(一例)
⽇本興亜
チューリッヒ
そんぽ 24(そんぽ24損害保険)
東京海上⽇動
⽇新⽕災海上
富⼠⽕災
三井住友海上
三井ダイレクト損保
⼤同⽕災
共栄⽕災
あいおいニッセイ同和損保
ソニー損保
アクサダイレクト(アクサ損害保険)
アメリカンホームダイレクト(アメリカンホーム保険)
イーデザイン損保
エース保険
おとなの⾃動⾞保険(セゾン⾃動⾞⽕災)
損保ジャパン
AIU 保険
マイカー共済(全労済)
次に家族の弁護士特約を利用した際に、保険内容や保険料に影響はあるのかについて確認していきましょう。

家族の弁護士特約を利用するデメリットはある?

家族の弁護士特約を利用する場合に気になるのが、それを利用することによって何かデメリットが生じないかという点です。

よく家族の弁護士特約を利用することへの懸念としてあがるのは、以下の2つです。

  • 翌年の保険料が上がるのではないか
  • 保険の等級が下がるのではないか
自分が付けている弁護士特約を使うなら、等級が下がるのもやむを得ないと納得することはできますが、家族とはいえ、他人の特約を使うとなるとやはり気になります。
実際には弁護士特約の利用によって保険の等級が下がることはありませんし、翌年の保険料も上がりません。

弁護士特約だけを利用する場合には、ノーカウント事故として等級や翌年の保険料には影響しないのです。

家族の弁護士特約を利用することによるデメリットはないといえるでしょう。

弁護士特約の費用は自動車保険によっても異なりますが、特約の保険料自体は年間1,500円~3,000円ほどが多く、メリットを考えるとさほど高額ではないので、つけることをおすすめします。

弁護士特約を利用するなら天音総合法律事務所へ

弁護士費用特約を利用する際に天音総合法律事務所をおすすめしているのには理由があります。

【天音総合法律事務所の強み】

  • 電話でもメールでも24時間365日相談に対応してくれる
  • 主に女性スタッフが対応してくれるのでとても親身になって対応してくれる
  • 交通事故専門の弁護士に依頼をすることができる

弁護士特約を利用して弁護士に依頼をする場合には、利用可能かどうかの確認が取れた時点ですぐに依頼をしましょう。

弁護士に依頼をするのが遅れると損をする可能性があるからです。

その点、天音総合法律事務所では大手にはない対応をしてくれます。特に電話とメールでの対応は大手にはない天音弁護士事務所の強みだと言えます。

面倒な手続きも全て任せることができるので、今からの依頼をおすすめします。

家族の弁護士特約│よくあるQ&A

Q. 訴訟まで考えてなくても家族の弁護士特約を利用していいの?

交通事故で弁護士を利用する=「訴訟を提起すること(裁判をすること)」を想像する方が多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。

賠償額が適正かどうかの相談にのってもらえたり、賠償請求の交渉を依頼できたり、弁護士は交通事故のあらゆる場面で力強い味方になってくれます。

そのため、弁護士特約では、弁護士に損害賠償請求訴訟を依頼する場合の費用に限らず、法律相談をする場合の相談料、相手方との賠償に関する交渉を依頼する場合の費用もカバーしています。

そのため、訴訟を起こすまでは考えていない場合でも、弁護士特約有効に使って費用を抑えることができます。

ただし、弁護士特約では保険金の限度額が以下のように設定されています。

・法律相談料…1名10万円まで
弁護士、司法書士、行政書士への法律相談料と書類作成費用を含む
・弁護士費用…最大300万円まで

一般的には法律相談料は10万円まで、訴訟・交渉などに関する弁護士費用は300万円までとされています。

ただし、現在は法律相談を無料で行っている事務所も増えてきていますので、事前に確認しましょう。

交通事故でかかる弁護士費用について詳しく知りたい方におすすめの記事はこちら

Q. 弁護士特約が重複していた場合どれを使っても同じなの?

基本的には弁護士特約のプランに保険会社ごとの差はありません。

しかし弁護士特約で保証できる金額には上限があり、事故の大きさによっては超えてしまう場合があります。

このような場合には複数加入している弁護士特約の併用をしましょう。

従来の場合、300万円を超えた金額は自腹で支払いをしなければならないので2つ目以降の弁護士特約でカバーすることができます。

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